レッドブルはもはやフェルスタッペン“1台体制”のチームではない? ペレスはチームのサポート体制、マシンの開発方向性に満足

 

 2023年シーズンのF1はここまで2戦を終えて、レッドブルの2台が抜きん出た速さを見せている。そのため、チャンピオン争いは早くも同チームのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスのふたりに絞られた感がある。
 第2戦サウジアラビアGPではペレスがフェルスタッペンを抑えて優勝を飾ったが、ふたりはレース終盤にファステストラップの1ポイントをかけてやり合うなど、激しい戦いを繰り広げていた。
 レッドブルは長らくフェルスタッペンを中心としたチームとみなされてきたが、ペレスはそんな状況が変わってきたと考えており、タイトルを狙うためのあらゆるチャンスがあると感じているようだ。
 第3戦オーストラリアGPを前に、フェルスタッペンを倒すために必要なツールは揃っているかと尋ねられたペレスは次のように述べた。
「間違いなくそうだと信じている」
「僕がこのチームに来た時、状況は全く違っていた。当時の彼らは基本的に、クルマが2台あるから2台走らせているに過ぎない、といった感じだった」
「今はチームの一員であることをとても実感できる。自分にも居場所があり、リスペクトされていると感じる。それはドライバーとしても良いことだ」
「僕はマックスと同じようにチームから全面的にサポートされていると思っているし、マックスと同じようにチャンピオンシップを獲得する上でのあらゆるチャンスがあると思っている」
 特に今季に関しては、最新型のRB19が前年のRB18と比べてペレスのドライビングスタイルに合っているものと思われる。そういったこともあり、ペレスのタイトル獲得を期待する機運は高まっている。
 昨年は、レッドブルがマシン重量を減らすという開発方針をとったため、ペレスにとっては好みのハンドリングではなくなっていったようだ。
「確かに前よりも快適に走らせることができていると思う」とペレスは言う。
「昨年はマシンのことだけでなく、どのようにセットアップをするか、どのように弱点を補うかなどといった点でも勉強になった。僕たちはとにかくマシンからパフォーマンスを引き出そうとしていた」
 またペレスによると、フェルスタッペンとペレスは共にRB19のハンドリングに当初から満足しており、開発の方向性に関する要求も似たようなものになっているという。
「僕たちにはとても強力なマシン、とても強力なパッケージがあり、僕としても走らせやすいマシンを手に入れることができた。このマシンは開発の方向性という意味でも、最大限のものを引き出せると思っている」
「どんなコンディションでも強いマシンにすることは、シーズンを通して戦いに参加し続けるためには非常に重要なことだと思う」
「確かに昨年は、マシンの開発が始まった時、そしてマシンの“ダイエット”が始まった時、よりマックスに適した状態になってしまったことでギャップが広がった」
「今は僕たちが共に同じことを要求している。最初のレースでも、同じようなバランスを要求していた。だからその点はとても良いことだと思う」
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