MotoGPアルゼンチンFP2|アプリリア進撃続くエスパルガロ最速&ビニャーレス2番手。中上貴晶が予選Q2直接進出
開幕戦から連戦となる第2戦アルゼンチンGPの初日プラクティスが行なわれた。午後のプラクティス2では、前年のウイナーであるアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が最速タイムを記録した。
オートドローム・テルマス・デ・リオ・オンド周辺は曇り空となっており、セッション開始時も上空は薄暗い雲に覆われていた。午前中は小雨が降る場面もあったが、結局天候が大きく崩れることなくプラクティス2を迎えている。
1時間のセッションはトラブルとは無縁の立ち上がり。序盤はアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が1分39秒627を記録してリードしており、プラクティス1から引き続き好調な様子だった。
ただ開始18分というところで、ルーキーのアウグスト・フェルナンデス(GASGAS)がターン1でフロントを切れ込ませて転倒。怪我は無いようで自力でコースを後にしている。
ホンダへ移籍したアレックス・リンス(LCRホンダ)もペースを上げ始めており、1分39秒603をマーク。暫定トップタイムとした。
今シーズンからスプリントレースが始まったことで、初日午後のプラクティス2は予選組分けに向けたアタックだけでなく、スプリントレース想定のセットアップを始めとしてすべきことが多いため、中盤はなかなかタイムシート上の動きはない状態が続いた。
セッション残り18分、ホルヘ・マルティン(プラマック)がペースを上げ、1分39秒137をマーク。連続アタックで1分39秒092までタイムを縮めている。他のライダー達もここで一度軽めのアタックと言った様子で、中上貴晶(LCRホンダ)もトップ3に入るタイムを記録していた。
目立つタイムを残してこなかったフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)も残り時間が15分を切ると走りをまとめ上げてきて、1分38秒869とこの日初の1分38秒台を記録。ただ依然としてアタックは続いており、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)やルカ・マリーニ(VR46)、マルコ・ベッツェッキ(VR46)と僅かな差でトップタイムが入れ替わっていった。
残り時間5分を切った後の最後のアタックでは、アプリリア勢が2名とも速さを発揮しており、エスパルガロが1分38秒518をマーク。僚友のビニャーレスとプラクティス1と同じようにワンツー体制を築いた。
最後はマルティンがそれを上回りそうなペースを示したものの、最後をまとめきれず失速。プラクティス2最速はエスパルガロとなった。2番手はビニャーレス、3番手はベッツェッキだ。
なおプラクティス2までの総合タイムトップ10が2日目の予選Q2に直接進む。今回はエスパルガロ、ビニャーレス、ベッツェッキ、マリーニ、ヨハン・ザルコ(プラマック)、バニャイヤ、マルティン、中上、フランコ・モルビデリ(ヤマハ)、リンスの10名となった。
ヤマハのファビオ・クアルタラロは終盤にアタックをしっかりと行なったものの、最終的に総合14番手タイム。予選はQ1からの参加となった。
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順位
ライダー
周回数
タイム
差
前車との差
平均速度
1
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