メルセデスF1、マシンアップデートの早期投入を否定……早くても第6戦エミリア・ロマーニャGPか? ウルフ代表語る
昨年に引き続き、今年も大いに苦労しているメルセデスF1。この状況に痺れを切らし、同チームのトト・ウルフ代表はシーズン中にマシンのコンセプトを変更することも辞さないという構えを見せているが、第6戦エミリア・ロマーニャGPより前に大規模なアップデートが行なわれることはないという。
今季のメルセデスは、大苦戦した昨シーズンからの復活を遂げ、今季はレッドブルを脅かす存在になるのではないかと見られていた。しかし、シーズンが開幕するとその期待は脆くも崩れ去った。レッドブルに差を拡大されたばかりか、アストンマーチンにも先行を許す格好となり、表彰台すら争えない状況に陥っている。
この状況に、ウルフ代表はマシンのコンセプトをシーズン中に変更することを示唆。また、トラックサイド・エンジニアリング・ディレクターであるアンドリュー・ショブリンも、開発段階で今季マシンW14の限界を悟っていたことを明かしている。
そのため、マシンの再設計は必須。しかしそのプロジェクトには、数ヵ月を要するのは火を見るよりも明らかだ。
サウジアラビアGPの際、メルセデスはアゼルバイジャンGPもしくはマイアミGPに、最初のアップデートパッケージを投入するのではないかという噂も飛び交った。しかしウルフ代表は、早々にアップデートが行なわれることを否定。最短でも第6戦エミリア・ロマーニャGPになると語った。
「我々は良いステップ、良い開発を行なっている。しかしそれを確実に実行し、確認し、パーツを製作する必要があるのだ」
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