メルセデスF1代表、ハースのミックに対する扱いに疑問「もしミハエルがいたら、あのようには扱わなかっただろう」
メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウォルフは、ハースで2年間を過ごしたミック・シューマッハーのそばに伝説的な父親ミハエル・シューマッハーがいたら、ハースはミックのことをあえてあのように扱うことはなかっただろうと考えている。
シューマッハーは昨年末にハースから放出され、後には経験豊富なニコ・ヒュルケンベルグが取って代わった。ハースでの2022年シーズンの序盤、シューマッハーはサウジアラビアとモナコで2回クラッシュしてVF-22のシャシー2台を大きく破損させた。このことがハースが24歳のシューマッハーと袂を分つ決断を下すにあたって大きく影響したようだ。
その年の後半にははるかに改善を見せたシューマッハーだったが、残念なことにチームで3年目を迎えられるように状況を変えるには十分ではなかった。そして2023年、シューマッハーはメルセデスでリザーブドライバーに起用された。
「私が言えるのは、彼の両親は彼を育てるのに何も間違ったことをしていないということだ」とウォルフはスイスの『Blick』のベテランF1記者ロジャー・ブノワに語った。
「もしハースでの2年間にミハエルが息子に付き添っていたら、(ハースF1のチーム代表であるギュンター・)シュタイナーはあえてミックをあのようには扱わなかっただろうと私は断言する!」
シューマッハーは今シーズン、メルセデスF1に同行してすべてのレースに赴く。彼は、必要な場合ルイス・ハミルトンかジョージ・ラッセルの代役を務める第一のリザーブドライバーなのだ。
「我々のドライバーのうちひとりがコロナに感染したり怪我をしたりしたら、ミックはメルセデスに乗ることになる。そういうことだ」
ウォルフはまた、メルセデスが今年、シューマッハーのために旧スペックのマシンで最小限のテストプログラムを行おうとしていると明かした。
「できるだけ早く彼のために旧仕様のマシンを用意しようとしている」
来シーズンにシューマッハーがメルセデスでレースをするチャンスはほとんどないものの、彼はある時点で別のチームから戦いに戻ることを望んでいる。
「もちろん(2024年にグリッドに戻る)保証はないけれど、僕は学ぶことができる素晴らしい立場にあり、ドライビングはしていないものの、今年を最大限に活かすことができる」とシューマッハーは今年初めに語った。
「でもジュニアカテゴリーやF1で僕が見せた実績を考えれば、チャンスはあると確信している」
「冬の間にすでに何人かの人たちから関心があると言われていたので、その意味ではあまり心配していない」
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