MotoGPアメリカズFP1|ルカ・マリーニ最速! 中上貴晶が9番手でホンダ勢をトップ10に入れる
サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)ではじまったMotoGP第3戦アメリカズGP。初日のプラクティス1は、VR46のルカ・マリーニが最速タイムを記録した。
曇り空の下スタートしたアメリカズGP初日。気温は22度、路面温度は27度といったコンディションだ。
プラクティス1ではドゥカティ陣営のグレシーニへ移籍して以来好調なアレックス・マルケスが引っ張っていく形でセッションが進行。2分4秒台中盤のタイムで推移していた。なおアレックス・マルケスの兄でこのCOTAを非常に得意としているマルク・マルケスは、開幕戦で負った怪我の回復に専念しているため今回欠場となっている。
第2戦アルゼンチンGP決勝を転倒ノーポイントで終えた昨年王者フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)も序盤からタイムシート2番手に名を連ね、さらにCOTAでの勝利経験を持つアレックス・リンス(LCRホンダ)も3番手に続いた。
P1はマルケスの2分4秒222が暫定トップでセッションを折り返した。同じ頃にはジャック・ミラー(KTM)がターン12で転倒を喫してマシンのウイング類を破損させてしまったが、彼は自走でピットへ戻っている。
残り時間が少なくなるにつれ、タイムを縮めてくるライダーが増え始めた。中でもファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が2分4秒201、2分4秒125と連続でベストタイムを更新し、暫定トップに立った。
クアルタラロの暫定トップタイムは、ラスト5分を切ってからだったどんどん更新されていった。
リンス、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)、ルカ・マリーニ(VR46)、ホルヘ・マルティン(プラマック)と……多数のライダーがクアルタラロ超えのタイムを続けざまにマーク。マルコ・ベッツェッキ(VR46)が転倒しイエローフラッグが掲示されるといった事象はありつつも、ライダー達は積極的なアタックを繰り返した。
“ほぼ予選”といったアタックが繰り返された結果、最後にトップタイムを記録したのはルカ・マリーニ。2分3秒250でプラクティス1最速となった。2番手はクアルタラロ、3番手はヨハン・ザルコ(プラマック)だ。
日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ)は最後のアタックをまとめ上げると、2分4秒139をマークして9番手タイムを確保している。一方で中盤までタイムシート上位に並んでいたチームメイトのリンスは14番手タイムとなった。
GASGASからポル・エスパルガロの代役として参戦中のジョナス・フォルガーのマシンから、セッション序盤に白煙が上がるトラブルがあった。彼はその後オレンジボールに従ってピットインしている。
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順位
ライダー
周回数
タイム
差
前車との差
平均速度
1
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