“キング・オブ・ザ・ストリート”のペレスが王座挑戦を宣言「SCがなくても勝てた」フェルスタッペンとは6点差/F1第4戦
2023年F1アゼルバイジャンGP決勝で、レッドブルのセルジオ・ペレスが今シーズン2勝目を挙げた。通算6勝目、バクーでは2度目の優勝となる。
ペレスは、3番グリッドから序盤はポジションを維持して走行した後に、6周目にシャルル・ルクレール(フェラーリ)を抜いて2番手に浮上。10周目にニック・デ・フリース(アルファタウリ)がコースオフしたことでイエローフラッグが提示。その時レースをリードしていたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がピットインしたが、すぐにセーフティカーが出動という流れになった。これで首位にいたペレスはポジションを守ったままタイヤ交換を済ませることができ、2番手ルクレール、3番手フェルスタッペンという順位になった。
フェルスタッペンは14周目にルクレールを抜いて2番手に上がり、レッドブル勢は他を引き離して、2台で優勝争いをすることに。しかしペレスはフェルスタッペンを寄せ付けず、徐々にギャップを拡大していき、2.137秒差で勝利をつかんだ。
ペレスはアゼルバイジャンで2回以上優勝した最初のドライバーであり、ここまでの6勝のうち5勝は、ストリートサーキットで達成しているため(アゼルバイジャン2021年&2023年、モナコ2022年、シンガポール2022年、サウジアラビア2023年)、“キング・オブ・ザ・ストリート”と呼ばれている。
土曜スプリントでもトップでチェッカーを受けたペレスは、アゼルバイジャンの週末に33ポイントを獲得。4戦終了時点で合計87ポイントを稼ぎ、フェルスタッペンとは6ポイント差のランキング2位となっている。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=1位(51周/51周)
3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
信じられないような週末だった。ものすごく満足している。チームについてはこれ以上言葉がないよ。僕たちにとって素晴らしい一日だったし、皆をとても誇りに思う。
僕の担当メカニックのディボーに心からの感謝の気持ちを伝えたい。彼は個人的な理由で今は自宅にいるが、それでも僕たちチームにとって重要なメンバーだ。
チームは僕のことを“キング・オブ・ザ・ストリート”と呼んで楽しんでいる。彼ら全員にとって良い結果を出せたので心の底からうれしい。
チームの皆は、昨日のスプリントレースもそうだし、今日のレースでもやるべきことを成し遂げ、週末を通して素晴らしい仕事をしてくれた。まさに完璧だった。
今日、僕たちのマシンはコース上で最速だった。セーフティカーが出ても出なくても、優勝することができただろう。
僕は間違いなく、タイトルをかけて戦っている。バクーで勝ったからというだけでなく、今シーズンはどのサーキットに行っても強さを発揮できると信じている。今はマイアミに気持ちを切り替えているよ。
これからたくさんのレースが控えている。しっかり取り組んでいかなければならない。
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