マシン炎上にギヤボックストラブル。アルピーヌ、踏んだり蹴ったりのF1アゼルバイジャンGPに「未体験の週末だった……」
バクー市街地サーキットで行われたF1第4戦アゼルバイジャンGP。アルピーヌとしてはトラブルやアクシデントが続く週末となった。チームでスポーティングディレクターを務めるアラン・パルメインは「これまで体験したことがないモノ」と振り返っている。
新フォーマットのスプリント週末となった今回のアゼルバイジャンGP。アルピーヌはアップデート版のフロアを持ち込んだものの、初日の時点で望み通りのトラブルフリーの週末とはいかなかった。
アゼルバイジャンGPを他のスプリント形式のグランプリと比較して、どうだったかと聞かれたパルメインは、こう答えた。
「この週末を他の週末と比較することはできない。正直に言って、とても忙しく、慌ただしく、厳しいモノだった。他のどの週末とも違うよ」
アルピーヌは、唯一のフリー走行でピエール・ガスリーのマシンが油圧系トラブルによって炎上。ここからアルピーヌの直面する問題の数々が「雪だるま式」に悪化していったという。
アルピーヌはガスリーのパワーユニット(PU)を載せ替えたものの、その後行なわれた予選でも、ガスリーは修復されたマシンでクラッシュを喫した。
チームメイトのエステバン・オコンにはフリー走行でギヤボックスのトラブルが発生し、最適なセットアップを見い出せず……結果、スプリントイベントが行なわれる土曜日にパルクフェルメルールを破ってセットアップを調整し、スプリントと決勝レースをピットレーンからスタートすることとなった。またオコンは、レース最終盤にピットインした際、ピットレーンで表彰式などの準備を進めようとしていたF1関係者とニアミスしていた。
パルメインは週末を次のように振り返る。
「準備万端でスタートして、スムーズな週末を送る必要がある。FP1では2台ともトラブルに見舞われた。そこから雪だるま式にコントロールできなくなってしまった」
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