F1分析|冷静なアロンソ。前を狙うのではなく、しっかり後方を抑えるために……余裕残しの走りで3位を確保

 

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンが予選9番手からの大逆転優勝を達成したF1マイアミGP。そのレースで3位に入ったのは、アストンマーチンのフェルナンド・アロンソだった。
 アロンソはここまでの5戦で、実に4回の表彰台を手にしている。そのいずれもが3位だが、それでも昨年までのアストンマーチンでは考えられないような成績だ。2022年は表彰台ゼロ、2021年は1回……レーシングポイント時代の2020年は4回の表彰台を獲得しているが、すでにその数に並んでいるわけだ。
 そのアロンソはマイアミGP終了後に、「そろそろ3位より上の結果が欲しい」と公言した。しかしその一方で、今季最強を誇るレッドブルとの差が、依然として大きいと認識している。
「もう一段上に上がって、2位表彰台に登りたい。そして、いつかはレースで勝つチャンスを掴みたい」
「でも現時点では、レッドブルは僕らよりも強いから、それは実現していない。レッドブルは強く、速く、そして信頼性も抜群だ」
 ただ、上手の手から水が漏れることもある。そうなった場合、アロンソはしっかりとそのチャンスを掴み取るべく、レッドブルの次のポジションにいることを確実にしようとしているようだ。
「いつかそこに亀裂が入ったり、チャンスがあったりすれば……僕らは(勝利や2位を掴めるポジションで)きちんと備え、週末のどのタイミングでもミスを犯さないようにする必要がある」
 今回のマイアミGPでアロンソは、まさにそういうレースを展開した。そのことが、レースペースを分析するとよく分かる。
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