2023年F1第7戦モナコGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)
2023年F1第7戦モナコGPの決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)だ。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
決勝=5位(78周/78周)
自分自身にガッカリしている。ピットストップの後、ルイスとエステバンの前にいたのにミスをしてしまった。それも完全に自分のせいでね。さらに悪いことには、コース上でプッシュすることもできなかった。ブレーキペダルに軽く触れただけで、すぐにロックするような状態だったからだ。あれがなければ、ポディウムに上がれたはずなのに。コースの3分の1はビショ濡れのウエットで、他の部分はほとんどドライだったし、濡れているところで白線を踏むと、まるで氷に乗ったみたいだった。とはいえ、誰もが同じコンディションで走っていたんだけどね。
このサーキットではアップグレードの評価はできない。バルセロナが最初の本格的なテストになるだろうし、どんなパフォーマンスを発揮するのかを確かめるプロセスはエキサイティングだろうね。スペインでどんな結果が待っているにせよ、アップグレードについて学び、そこから前進していくのは興味深い経験になりそうだ。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
決勝=4位(78周/78周)
今日の結果に大いに満足している。レースでは順位を上げることができた。それはこのモナコでは簡単な仕事ではないんだ。この週末を迎えた時には、自分たちのポジションがどのあたりなのか、まるで見当がついていなかった。4位と5位でポイントを持ち帰れたのは、チームとして素晴らしい成績だ。苦労を厭わずにこのアップグレードを作ってくれたファクトリーのみんなに、心からの感謝を伝えたい。アップグレードをこの週末に間に合わせるのは、ものすごく大変な仕事だったはずだ。
何とかクラッシュせずに無事にマシンを持ち帰れて良かったよ。このアップグレードがどんなパフォーマンスを示すのか、このモナコで本当のところを知るのは難しかった。路面のバンプが多いし、マシンがすごく硬く感じられてトリッキーなんだ。でも、次のバルセロナは、このパッケージについてさらに学ぶには最高のテストコースだと思う。このマシンがどんな反応をするのか、いまから楽しみにしている。
■エステバン・オコン(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=3位(78周/78周)
最高の気分だよ! モナコGPという伝説のイベントにおいて、この素晴らしいサーキットを走り、3位でフィニッシュするという、驚くべき成果を上げることができた。チームのことを考えると、本当にハッピーだ。ビリー、エンストンの両ファクトリーのスタッフ、サーキットに来ているスタッフの全員に対し、共に成し遂げたことへの感謝の気持ちを示したい。全員が本当に一生懸命働いてきた。この結果は彼らのものだ。
このリザルトをモチベーションとして、チームとしてさらに前進し続け、シーズンを通してマシンのアップデートを続けていく必要がある。
来週末にはバルセロナで再びレースがある。次も良い結果を出すことに気持ちを集中させていかなければならない。でも今は、最高の気分だし、チームと一緒にお祝いをするつもりだよ!
(レース後の会見で語り)言葉にならない。今は、雲の上にいるみたいに、最高に幸せな気分だ。
カルロスからヒットされてマシンにダメージを負った。その後も3番手を維持していたけれど、雨が降ってきたんだ。でも、正しいタイミングでピットストップを行い、すべてのことに関して正しい決断を下した。それが重要だった。
■フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1チーム)
決勝=2位(78周/78周)
この結果に本当に満足している。楽なレースではなかった。誰もが雨の影響で困難な状況になり、戦略的にもかなりのリスクを強いられた。
余計なピットストップ(注:ミディアムに交換してからインターミディエイトに交換)が結果に影響したとは思わない。コクピット内からでは、レースの状況を完全に読み取ることは難しい。でも、ピットストップをした周には、路面は、ターン7から8のエリア以外は、完全に乾いていた。そういう状況でインターは選ばない。小雨のようだったし、後ろには大きなギャップを築いていたんだ。だからあれは正しい決断であり、安全な決断だった。ただ、1分半後にコンディションが一変したんだけどね!
今日は、ウエットであろうとドライであろうと、優勝できるチャンスはなかった。それでもアグレッシブなレースをして、勝利をつかもうとしたんだ。マックスがミディアムでもっとひどいデグラデーションに見舞われることを期待していたんだけど、彼は50周もの間、信じられないようなペースで走り続けた。
でも僕らは彼らに近づきつつある。それは忘れないようにしよう。さあ、次はスペインだ!
(レース後の会見で語り)ハードタイヤでスタートすることで、ターン1に向けてトップに立つというチャンスを諦めた。距離が短いから、そういう判断をしたんだ。それよりも、戦略による長いゲームをしようと考えた。でもマックスはミディアムで素晴らしい走りをし、ファーストスティントをとても長く走った。それで僕たちにはチャンスがなくなった。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=優勝(78周/78周)
またモナコで勝つことができて、本当にうれしい。かなり難しいレースだった。僕たちはミディアムタイヤでスタートし、フェルナンドはハードタイヤを選んだ。僕たちとしては、ファーストスティントをあまり長く取りたくはなかったのだが、走り続けるしかなかった。
雨によって状況がとても複雑になった。インターミディエイトを履くという判断を下したが、最初の数周は信じられないほど滑りやすかった。何度かウォールに触れてしまったぐらいだ。でもそれがモナコだよね!
大きなリードを築いているときには、あまりプッシュしたくはないけれど、同時にタイムを大きく失うことも避けたい。僕たちは落ち着いて対処し、マシンをしっかり持ち帰り、チームのために大量のポイントを稼いだ。もちろん今夜は友人や家族とお祝いをするつもりだけれど、明日には気持ちを切り替えて、スペインに集中する。
(レース後の会見で語り)ここで勝てたことがうれしいのと同時に、今日こういう勝ち方ができたこともすごくうれしく思う。天候の変化があったにもかかわらず、冷静さを保ってしっかり結果を出したんだ。最高だよ。
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