メルセデス、次の改善点はマシンのリヤエンド。それでもアップデートの感触は良好「ここからが本番だ」

 

 メルセデスはF1モナコGPで、新しいサイドポンツーンやフロントサスペンション、フロアなどのアップデートを導入した。
 モンテカルロ市街地コースの特性上、新パーツがどれほどの進歩をもたらしたかを正確に判断するのは難しいが、チームはこの変更から得られた改善の兆候に勇気づけられたようだ。
 しかしチーム代表のトト・ウルフは、今後取り組むべき重要なポイントとして、マシン後部のバランスを改善することだと述べている。
 モナコでのアップデートの結論について、ウルフは次のように語った。
「クルマがまとまっているように感じたのは重要なことだ。だがまだリヤには少し癖がある。今後の数レースで、それを解消する必要がある」
「だが新しいベースラインができたので、『よし、これが今の我々の状態だ』と言えるのは重要なことだ。フロントサスペンションにしてもボディワークにしても、確信が持てなかったモノはテーブルから取り除いた。だから、ここからが本番だ」
「我々はコツコツ取り組むのが得意だし、ファクトリーにおける、モナコにアップデートに持ち込むための作業もそうだった。本当に素晴らしい努力がなされたんだ」
 次戦スペインGPは、開幕戦バーレーンGP以来となるパーマネント・サーキットでのレースとなる。バーレーンよりも路面が攻撃的ではなく、中高速コーナーも多いため、空力性能を評価する上で最適なレースだと言えるだろう。
 しかしウルフは、チームがすぐに必要なすべての答えを得られるとは考えていないようで、レッドブルに挑戦するために必要なマシンを手にするまでには、しばらく時間がかかると考えている。
「バルセロナだけでは不十分だと思う」
「データを収集する必要があると思う。だからモナコでマシンをアップデートして、バルセロナでさらなる分析を行なうことにしたんだ。次のモントリオールは、また少し特別な場所だからね」
「しかし今後の数レースで、マシンのマシンのパフォーマンスを向上させることができるはずだ。でも、いきなりその通りになるわけではないんだ」
「それが、モナコでのタイム差に満足している理由だ。モナコは我々にとって、いつも平凡なサーキットだったから、それでいいんだ」
 メルセデスのアップデートは、今季開幕6連勝を果たしたレッドブルを脅かすような、大きな一歩をもたらすものではなかったが、ハミルトンはマシンがより良い状態にあることに疑いはないと語っている。
「クルマは進歩したし、前に進んでいると感じている」
「来週(スペインGP)は、中高速コーナーでプッシュできるような、より良い感触を得ることができると思う。全体的には僕らにとってプラスになっていると思う」
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