バニャイヤ、足首骨折の影響感じさせないトップタイム! リンスが好調3番手|MotoGPイタリアGPプラクティス2

 

 ムジェロ・サーキットでMotoGP第6戦イタリアGPの初日プラクティス2が行なわれた。初日の総合トップとなったのは、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤだった。
 初日午後のプラクティス2では気温が27度まで上昇。路面温度も45度と暑いコンディションとなった。
 3週間の休みを挟んだこともあってか、午前のプラクティス1はゆっくりとした立ち上がりだったが、午後のプラクティス2では早くから積極的な走行が見られた。
 序盤にはマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)がヨハン・ザルコ(プラマック)の後ろにつけて、しばらくランデブー状態で走行する場面があった。この状態は後追いを嫌ったザルコが避けるまでしばらく続いた。なおその後、マルク・マルケスは対象を弟のアレックス・マルケス(グレシーニ)に変えて、再び追走を行なっていた。
 またプラクティス1中盤に転倒があり、その後は走行に復帰しなかったアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)はプラクティス2のセッション最初から参加。彼はイタリアGP直前に自転車の転倒によって右足首を痛めていたことが分かっており、前述の転倒でさらに状況が悪化することも心配されたが、ひとまず出走は可能なレベルのようだった。
 プラクティス2が折り返しを過ぎた頃には、ジョアン・ミル(レプソル・ホンダ)がターン1で転倒。幸い怪我などは無かった。
 なおフランチェスコ・バニャイヤやエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、ルカ・マリーニ(VR46)、ミゲル・オリベイラ(RNF)など、今週末は負傷明けのライダーが非常に多い。彼らは序盤のうちはなかなかタイムを縮めてこず、タイムシート後半に揃って並んでいるような状態だった。
 セッション残り10分、マルク・マルケスがターン14で転倒。幸い怪我もないようで、駆け足でピットへと戻っていき、走行を再開することができた。
 なおその転倒と同じ頃、コース上では予選Q1とQ2の振り分けを睨んだアタック合戦がスタート。マルコ・ベッツェッキ(VR46)が1分45秒808をマークして、大きく暫定トップタイムを更新した。
 各ライダーがトップ10以内のタイムを目指してアタックを重ねると、次々と自己ベストを更新しタイムシートの並びは目まぐるしく入れ替わっていく。
 残り1分のところで1分45秒436を記録したバニャイヤが暫定トップに立つと、結局それ以上タイムが塗り替えられることはなく、初日総合トップはバニャイヤとなった。彼は第5戦フランスGPの転倒で右足首を骨折し、今も痛みがあると語っていたがそれを感じさせない走りだった。
 2番手タイムはベッツェッキ。3番手にはLCRホンダのアレックス・リンスが続いた。
 なお予選Q2へ直接進出となる総合タイムトップ10は上記3人に加え、ブラッド・ビンダー(KTM)、ホルヘ・マルティン(プラマック)、バスティアニーニ、ザルコ、マルク・マルケス、エスパルガロ、マリーニとなった。
 日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ)は、トップ10圏外の状況で最終アタックに向かったが、セクター3で転倒。自己ベスト更新ができず、18番手で予選はQ1スタートとなった。
 
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