ハミルトン3位「2位争いで勝てる速さはなかった。低速コーナーが課題」メルセデス/F1第9戦
2023年F1カナダGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは3位表彰台を獲得、ジョージ・ラッセルはリタイアという結果だった。
3番グリッドのハミルトンは、スタートでフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)を抜き、2番手を走行。22周目にオーバーテイクされたが、大きく引き離されることなくついていった。最終スティントでミディアムタイヤを履いた後、アロンソに一時1.5秒差まで接近したが、結局追いつくことはできなかった。
ラッセルはグリッドと同じ4番手を走行していた12周目に、ターン9のウォールにヒット。なんとかピットに戻り、最後尾でコースに復帰した。37周目には8番手まで浮上していたが、フロントブレーキの摩耗の問題が発生したため、チームはラッセルをリタイアさせることを決めた。トラックサイド・エンジニアリング・ディレクターのアンドリュー・ショブリンによると、この問題はインシデントの直接の結果ではなく、トラフィックのなかを走り続けたことが原因であるということだ。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=3位(70周/70周)
3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム
素晴らしい週末だった。一貫性を維持して、また表彰台に上ることができてうれしい。ふたりの世界チャンピオンと一緒に表彰台に上がることができてとても光栄だった。
今日はこれ以上の結果にチャレンジできるだけのペースはなかった。ここは僕たちとの相性が最高のサーキットではない。僕たちは特に低速コーナーで苦労しているからね。マシンのパフォーマンスと効率をさらに高めるために、たくさんの作業に取り組んでいく必要がある。
それでもトップとの差を少しずつ縮めつつある。いずれは追いつくことができると信じているよ。正しい方向に進んでいるからね。
(レース後の会見で語り)アストンは今週末、マシンのアップグレードを導入して、一歩前進した。でも僕たちも、アップグレードを入れるために取り組んでいる。
僕たちは低速コーナーで特に苦戦していて、フェルナンドとマックス(・フェルスタッペン)にそこで負けていた。ターン2というか、ほぼすべてのコーナー出口のトラクションでね。リヤのダウンフォースを加えて、効率を上げるために努力している。少しずつだけど前進しているよ。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=リタイア(53周/70周)
4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
チームに謝罪する。今週末に向けてたくさんの労力と努力を注いできた。なのに小さなミスが大きな結果をもたらした。(前を走る)フェルナンドにプレッシャーをかけるために全力を尽くしていた。その時、少しコースを外れ、縁石にヒットしたんだ。そして次の瞬間、ウォールにぶつかっていた。今日は少なくとも12ポイントを獲得できる可能性があったのにね。
その後、戦いに戻るために頑張った。残念なことにブレーキに問題が出て、リタイアしなければならなかった。僕は問題ないと感じていたけれど、チームがデータで確認して、レースを続行することはできないと分かった。
今日のレースにはがっかりしている。でもポジティブな要素があったのは間違いない。高い競争力を発揮できるとは思っていなかったサーキットで、マシンが速くて、周囲のマシンと戦うことができた。チームは素晴らしい仕事をしている。今後のことを考えるとわくわくするよ。これからのレースが何をもたらすかを見ていこう。
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