ブレーキ問題の解決に尽力。手強い週末でも「過去のレースよりもよくなると確信」と角田/F1第10戦プレビュー
アルファタウリの角田裕毅は、今週末の2023年F1第10戦オーストリアGPに向け、ブレーキに厳しいコースレイアウトでもこれまでよりいいレースができると確信していると語った。
前戦カナダGPでは最後列からスタートし、アグレッシブな戦略で攻めた角田。レース序盤にセーフティカーが導入されたことで、想定していたほど順位を上げることはできなかったが、それでも好ペースを示すことができた。
「カナダではうまくやりこなすことができませんでした。ポイントを獲得するペースはおそらくあったので残念でした」
「FP3で速いペースを発揮しましたが、その後の予選ではいつもと違ってマシンからすべてのパフォーマンスを引き出すことができず、そのせいでレースでは劣勢になりました。できる限り挽回しようとしましたし、アグレッシブなレース戦略を取らなければいけないことはわかっていました。レースはあまりうまくいかなかったかもしれませんが、あの週末からは多くを学ぶことができたと感じています。これから先、僕たちが同じミスをすることはないでしょう」
今週末のオーストリアGPは、今年2度目のスプリントが行われる。舞台となるレッドブルリンクはブレーキに厳しいレイアウトではあるが、角田はブレーキをより機能させる方法をわかっているといい、過去のレースよりもいいものになると自信をのぞかせた。
「これからシュピールベルグのレッドブルリンクに向かいます。僕の好きなコースです。2年前、初めてのF1シーズンを迎えた僕は、ここでポイントを獲得しました」
「オーストリアでは、FP1からすぐにマシンをよい状態にしなければなりません。金曜日はその後すぐに予選があるからです。予選で的確な走りをしなければ、週末の残り(のセッション)で苦労することになります。このレースの準備のため、シミュレーターで多くの作業をしました。スプリントイベントがあるので、この作業はいつも以上に重要になると思います。多くのテストを行ったので、FP1でセットアップを決めて、すぐに自信をつけるつもりです」
「コースレイアウトはブレーキに厳しいですが、チームは一部のレースで起きたこの問題を解決するために多くの努力を払ってきました。今ではよりうまく機能させる方法もわかっています。ハードにブレーキングするポイントは4カ所しかありません。このエリアでは過去のレースよりもよくなると確信しています」
「公式には10カ所のコーナーがあり、そのほとんどは中高速コーナーなので、大きな荷重が必要ではありますが、ドラッグをできるだけ少なくしたいロングストレートもあります。個人的には、簡単にはいかない手ごわいレースウイークになると思いますが、楽しみにしています。レッドブルのホームトラックなので、シュピールベルグの雰囲気は素晴らしいものになります。そこでポイントを獲得できたら最高でしょう」
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです