角田裕毅「コースオフの後、走りづらくなり、トラックリミットを守るのに苦労した」大量ペナルティで19位に/F1第10戦
2023年F1オーストリアGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は19位完走という結果だった。
1周目のターン1で角田はエステバン・オコン(アルピーヌ)のリヤと接触、ターン4ではコースオフした後ピットに戻り、最下位に落ちた。
レース中にトラックリミット違反で5秒のタイムペナルティを受け、その後、ピットストップ時に適切にペナルティが実行されていない疑いで審議されたが、これについては処罰は必要なしとの決定が下された。その後、再度トラックリミット違反で10秒のタイムペナルティを受け、レースを17位でフィニッシュしたものの、18位に降格された。
レース後、トラックリミット違反について、詳細な見直しが行われた結果、12件の追加ペナルティが決定し、そのなかのひとつとして、角田に5秒のペナルティが下った。その結果が反映され、角田は19位へとさらに降格された。
チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは、角田のレースについて、次のようにコメントした。
「セーフティカー・ピリオドの後、裕毅はアンダーステアに苦しんだ。次のピットストップの際にフラップの調整を行い、大幅に修正した。彼のマシンにダメージがあったのかどうかをこれから理解する必要がある」
「その後は、2台とも、タイヤのデグラデーションとトラックポジションを最適化する形でピットストップのタイミングを決定しながらのレースになった」
「全体的に、我々にはポイント争いをするだけのペースがなかった。トラックリミットが裕毅のレースに大きく影響し、彼は合計15秒にあたるペナルティを受けた(注:レース中に発表されたペナルティ)」
「これからシルバーストンに気持ちを集中させる。次戦、我々は空力アップデートを持ち込む。AT04の弱点のいくつかに対処するためのものだ。これからも努力し続け、今後のレースに向けてポジティブな姿勢を維持していく」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
決勝=19位(70周/71周)
16番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード→ミディアム
スタートでできるだけたくさんポジションを上げようと、アグレッシブに行きました。うまくいった可能性はあったのですが、残念ながらターン1の進入でマシンにダメージを負い、ターン4でコースオフする結果になりました。この時にフロアにダメージが生じたのかどうかは分からないのですが、その後はペースがなく、マシンを走らせるのがものすごく難しかったです。マシンをトラックリミット内にとどめることができませんでした。
今後に向けて、このことから学習できることは間違いありませんが、全体的にチャレンジングなレースでした。
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