アルファタウリの過激な新リヤウイングに注目! ルールの独自解釈でダウンフォース増加を目指す

 

 アルファタウリは、F1ハンガリーGPで今季マシンAT04にアップデートを投入。新たに登場したリヤウイングは、独自にルールを解釈した斬新なデザインとなっている。 2022年のレギュレーション変更により、リヤウイングは大きく開発を制限されたエリアだ。翼端板を滑らかにフラップに繋ぐなど、エッジ部の露出を減らし、ダウンフォースを高める先端渦を発生させる機会を減らすことで、後方への乱気流を減らすことがその目的だ。 リヤウイングで生まれる渦流が、ディフューザーとの相互作用によりマシン後方の気圧が低いエリアを作り出し、フロア下を流れる気流をより効率的に引き抜き、ダウンフォース増加に寄与していたのだ。 しかし新ルールを持ってしても、リヤウイングからより多くのパフォーマンスを引き出そうとするエンジニアたちの創造性を抑えることはできなかった。 アルファタウリの新リヤウイングは、これまで見られた中でも最も極端なデザインとなっている。アッパーフラップはエンドプレートからほぼ完全に切り離され、翼端が露出している。 メインプレーンとの接続ポイントを内側に移動させ、先端を露出させることで、上部の高圧ゾーンと下部の低圧ゾーンを気流が移動できるようにし、渦流を作り出そうとしていると見られる。 これにより、リヤウイング全体からより多くのダウンフォースを引き出し、ビームウイングやディフューザーとの相互作用強化を狙っているだろう。 …読み続ける

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