予選2番手のフェルスタッペン「バランスが最悪。今まで好調だったのにこんなことが起こるとは」レッドブル/F1第12戦

 

 2023年F1ハンガリーGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは2番手、セルジオ・ペレスは9番手だった。フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)に0.003秒およばず、連続ポールは5戦でストップした。一方、5戦連続で予選Q3に進めずにいたペレスは、マイアミGP以来のQ3進出を決めたが、5列目グリッドを確保するにとどまった。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 2番手(1分18秒061:ソフトタイヤ/23周)
予選 2番手(Q1=2番手1分18秒318:ハードタイヤ/Q2=3番手1分17秒547:ミディアムタイヤ/Q3=2番手1分16秒612:ソフトタイヤ)

2023年F1第12戦ハンガリーGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2023年F1第12戦ハンガリーGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

 今回、週末を通して、本来のパフォーマンスを発揮できておらず、マシンの力を最大限引き出すことがとても難しかった。フロントとリヤのバランスをまとめることにも苦しんだ。セットアップの面でさまざまなことを試したけれど、効果が出なかった。予選の段階で苦しんでいるときには、やれることはひとつかふたつで、その後、本格的にプッシュすると、ウインドウからまた外れてしまうんだ。

 Q3での2回目のラップでは、それまで以上にプッシュしようとしたけれど、マシンが最適な状態ではなかった。ここに持ち込んだアップグレードは機能していると思うが、その効果が示されなかった。

 予選でのバランスの問題は、明日に向けて必ずしも心配すべきことではない。レースではすべてがもっと落ち着いて、安定するからね。予選では限界までプッシュするから、より多くの問題点を感じる。

 ロングランは強力だと思うから、それはポジティブだよ。トップに立つことは簡単ではないだろうけど、タイヤの面でうまくいけば、いいレースができるだろう。負けたわけではない。優れたレースカーがあるのだし、明日はライバルたちと良い戦いができるだろう。

(『Sky Sports』に土曜日のマシンの感触について聞かれ)ひどかった。感触が悪いときは、グリッド位置がどこであろうと問題だ。予選の最初から最後までとても苦しんだ。実際はシフトとバランスに週末を通して苦しんでいるんだ。

 コーナーのエイペックスにつくたびに、グリップしないんだ。このマシンのバランスとしては最悪だったと思う。

 今回アップグレードを持ち込んでいるけれど、僕たちにとってかなり残念な状況だ。今年ここまでのことを考えると、こんなことになるとは予想していなかった。アップグレード自体はよさそうに思える。マシンバランスをうまく決められなかっただけのことだ。

2023年F1第12戦ハンガリーGP セルジオ・ペレス(レッドブル)
2023年F1第12戦ハンガリーGP セルジオ・ペレス(レッドブル)

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 3番手(1分18秒067:ソフトタイヤ/25周)
予選 9番手(Q1=3番手1分18秒360:ハードタイヤ/Q2=8番手1分17秒675:ミディアムタイヤ/Q3=9番手1分17秒045:ソフトタイヤ)

 コンパウンドと新しいタイヤフォーマットに支配された熾烈な戦いだった。タイヤに関して多くのことを学べず、今週末に関する情報を十分得られていない。

 Q3では最終ラップのセクター1がうまくいかず、それによって後方に沈むことになった。それでも堅実な一日を過ごせたので、これから明日に注力していきたい。

 競争力を発揮できると信じているし、表彰台を目指していく。レースで強さのあるマシンであり、レースペースは強力だ。このサーキットは比較的オーバーテイクがしづらいけれど、優れたパフォーマンスを発揮できるはずだ。決勝日にすべてがかかっている。

2023年F1第12戦ハンガリーGP マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレス(レッドブル)
2023年F1第12戦ハンガリーGP マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレス(レッドブル)

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