2023年F1第12戦ハンガリーGP予選トップ10ドライバーコメント(2)
2023年F1第11戦イギリスGPの予選が行われ、ポールポジション~5番手に入ったドライバーたちが金曜日を振り返った。ポールポジション~5番手に入ったドライバーはルイス・ハミルトン(メルセデス)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ランド・ノリス(マクラーレン)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、周冠宇(アルファロメオ)だ。
■周冠宇(アルファロメオF1チーム・ステーク)
予選 5番手
明日5番グリッドに並べることになって嬉しい。本当に最高の気分だ。1周目からフィーリングはよかったけど、それでもQ1を1番手で終えられるとは思っていなかった。最初のランはかなり荒かった。でも、その後はQ3の終わりまで最高のパフォーマンスを発揮することができた。今日の自分の仕事には本当に満足している。最後のアタックラップでは、その前のタイムが抹消されてしまったので大きな一歩を踏まなければならないと思っていた。そしてそれを完璧にやり遂げることができたんだ。
全体的に、このコースレイアウトは僕たちのクルマに合っていると思う。そしてこのことは、明日のレースに対するモチベーションも高めてくれる。チームは素晴らしい仕事をしてくれたし、2台ともトップ10に入れたことが嬉しいよ。シルバーストンでは新しいパッケージのパフォーマンスに満足できなかったけど、それをさらに最適化するためにみんなでハードワークを続けてきた。そしてこの結果がそれを証明した。昨日の時点で強さを発揮することはできていたけど、さらにデータの分析を重ねたことでQ2やQ3に進出できるだけの力を引き出すことができた。
今はこのパフォーマンスを明日も維持することにフォーカスしている。この週末をスタートしたときと同じように終え、またポイントを獲得したい。
■オスカー・ピアストリ(マクラーレンF1チーム)
予選 4番手
4番手だ。上位につけることができて当然嬉しいよ。Q3ではベストなパフォーマンスではなかったと思うけれど、2列目に並ぶには十分だった。だから明日は何ができるか見てみよう。まったく違うサーキットで上位に入ることができて、チームにとって非常に心強い1日になった。このようなチャンスを与えてくれたチームを心から称賛したい。次はもう少し磨きをかけたいけれど、4番手という順位は素晴らしい。
■ランド・ノリス(マクラーレンF1チーム)
予選 3番手
ポールから0.1秒以内の差だと、「ラップをうまくまとめていればポールに届いたのに」と感じてしまう。でも全体的に見て、チームは良い仕事をしたよね。ふたりが3番手と4番手に並んだのだから。
今のところ良い週末だ。とはいえ、ドライバーとしては最高にハッピーとはいえない。僕はあちこちでたくさんのミスをした。それが今日の結果に響いたんだ。常に細かい要素がある。そういうところを含めて、ラップをうまくまとめあげなければならない。でも、僕の場合、完璧にクリーンなラップではなかった。もう少しだけプッシュするなど、リスクを取るかどうかという要素は常にある。大きなものでなくてもね。それでも3番手というのは有利なグリッド位置だから、良い一日だといっていいだろう。
すごく楽しみだよ。昨日はレースペースがとても強力だったんだ。シルバーストンと同じぐらい強力だったから、わくわくしている。このサーキットはオーバーテイクが難しい。だからこそ、今日の結果をいつも以上に悔しく思ってしまうんだ。でも、2台揃って上位につけることができたことだし、明日はたくさんのポイントを稼ぎたいと思っている。
今日は良い仕事ができたから、今夜は明日の準備に集中するよ。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
予選 2番手
今回、週末を通して、本来のパフォーマンスを発揮できておらず、マシンの力を最大限引き出すことがとても難しかった。フロントとリヤのバランスをまとめることにも苦しんだ。セットアップの面でさまざまなことを試したけれど、効果が出なかった。予選の段階で苦しんでいるときには、やれることはひとつかふたつで、その後、本格的にプッシュすると、ウインドウからまた外れてしまうんだ。
Q3での2回目のラップでは、それまで以上にプッシュしようとしたけれど、マシンが最適な状態ではなかった。ここに持ち込んだアップグレードは機能していると思うが、その効果が示されなかった。
予選でのバランスの問題は、明日に向けて必ずしも心配すべきことではない。レースではすべてがもっと落ち着いて、安定するからね。予選では限界までプッシュするから、より多くの問題点を感じる。
ロングランは強力だと思うから、それはポジティブだよ。トップに立つことは簡単ではないだろうけど、タイヤの面でうまくいけば、いいレースができるだろう。負けたわけではない。優れたレースカーがあるのだし、明日はライバルたちと良い戦いができるだろう。
(『Sky Sports』に土曜日のマシンの感触について聞かれ)ひどかった。感触が悪いときは、グリッド位置がどこであろうと問題だ。予選の最初から最後までとても苦しんだ。実際はシフトとバランスに週末を通して苦しんでいるんだ。
コーナーのエイペックスにつくたびに、グリップしないんだ。このマシンのバランスとしては最悪だったと思う。
今回アップグレードを持ち込んでいるけれど、僕たちにとってかなり残念な状況だ。今年ここまでのことを考えると、こんなことになるとは予想していなかった。アップグレード自体はよさそうに思える。マシンバランスをうまく決められなかっただけのことだ。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
予選 ポールポジション
ポールポジションを獲ることができて最高の気分だよ! チームが懸命に働いてくれた結果だから、心から感謝している。皆で本当に頑張ってきて、ついにポール獲得という素晴らしい結果を出すことができた。まるで初めてポールを獲ったかのように感じる。ここに来るにあたって、トップ争いをすることになるとは予想していなかった。最後のラップをスタートした時、すべての力を出し尽くした。何ひとつ残っていないほどにね。
この18カ月の間、たくさん浮き沈みがあった。ジェットコースターに乗っているような感じだったが、チームのなかで、信じる気持ちを失った者は誰ひとりいなかった。全員で団結して努力し続けたんだ。マシンを正しい方向へと導くことに集中してきた。大変な思いをしてきたし、これからも厳しい状況が続くだろう。それでも今日の結果は、僕たちが正しい道を進んでいるということ、努力し続ければ目標を達成できるのだということを示していると思う。今夜眠れるかな。努力するけどね!
明日、チームとしてベストの戦いをするつもりだ。マックスやランド(・ノリス/マクラーレン)との戦いは難しいものになるだろうけど、何ができるか見ていこう。
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