GT300の“スプラッシュ作戦”に影響か? スーパーGT第4戦富士では義務ピットインのウインドウが「5周目から」に
スーパーGTをプロモートするGTアソシエイション(GTA)は7月25日、来たる第4戦富士450kmレースに向けてブルテンを発行。同レースにおける様々な規則について公示された。 タイヤの持ち込み本数、第3ドライバーの登録に関する記述などは、基本的には過去の450kmレースと同様のものとなっているが、ピットインの義務回数における規則に関しては、過去大会から変更があった。 これまでの450kmレースでは最低2回の給油が義務付けられており、つまるところ最低2回のピットインが義務とされていた。これは今回も同じで「給油を伴うピットインを2回行う事が義務付けられる」とされているが、その義務が消化できるタイミングが異なっている。 以前は「決勝レーススタート後(フォーメーションラップを終了し、スタートラインを通過した後)」に2回の給油を行なう必要があるとされていたが、今回のブルテンでは「先頭車両が5周回目の第1SCラインに到達した時点から先頭車両が最終周回に入る前まで」と示されている。つまり、各車が最短でピットインの義務を消化できるタイミングは5周目終了時となったのだ。 この変更は、GT300クラスの戦略に影響を与えることになりそうだ。今季ここまで450kmレースとして開催された第2戦富士、第3戦鈴鹿では、1周目や2周目に短い給油だけのピットストップを敢行する、いわゆる“スプラッシュ&ゴー”作戦を活用したチームがGT300の上位に食い込んでいたからだ。 序盤にスプラッシュ&ゴーを敢行すると、そこで見た目上の順位は落ちるものの、後方でクリーンエアでの走行を続けることでマージンを稼ぐことができる。あとはタイヤライフと燃費をケアしつつ、レース中盤にドライバー交代、タイヤ交換、そして2度目の給油を実施して走り切る……こういった作戦を採った2号車muta …読み続ける
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