角田裕毅にとって悔しいスプリントに「リヤのグリップがなく奇妙な感覚。マシンを無事に持ち帰ることを優先」F1第13戦
2023年F1ベルギーGPの土曜スプリントで、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は、16番グリッドから18番手フィニッシュという結果だった。
雨のため全車がウエットタイヤを装着し、セーフティカー先導でフォーメイションラップが5周行われ、11周のレースとなった。セーフティカーが戻ってすぐに、各チームは1台をピットインさせてインターミディエイトに交換、翌周にもう1台のタイヤ交換を行うという行動をとった。アルファタウリの場合は、11番グリッドスタートのダニエル・リカルドのタイヤ交換をまず行い、その翌周に角田をピットに入れた。その後、角田は5周目に最後尾に落ち、そのポジションのままフィニッシュした。
テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは、角田のスプリント・シュートアウトおよびスプリントについて次のように語った。
「スプリント予選で、裕毅はベストラップをうまくまとめることができず、SQ1を突破できなかった。昨日の予選では優れたパフォーマンスを見せていたので残念だった」
「スプリントでのリスタートで、裕毅はリヤをロックしてスピンを喫した。そのため最後尾を走ることになり、レースの短さから、挽回することはできなかった」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
スプリント・シュートアウト=16番手(SQ1=16番手2分00秒568:インターミディエイトタイヤ)
スプリント=18番手(16番グリッド/タイヤ:ウエット→インターミディエイト)
スプリント予選ではいくつかミスをして、クリーンなラップをまとめることができませんでした。16番手という結果になったことがとても悔しかったです。それが午後のスプリントに響きました。でもそれは自分自身のせいでした。
前にいるマシンを優先することが望ましかったので、戦略は良かったと思います。ダニエルの方がポイント獲得のチャンスは僕よりはるかに大きかったのです。
レースの間ずっと、リヤのグリップがとても低く、変な感触を持っていました。チームと一緒に、何が起きたのかを今夜調査するつもりですし、すべてが問題ないことを願っています。
セーフティカー後のリスタートで、リヤがロックして、何もコントロールできなくなり、他のマシンにクラッシュしそうになりました。そんなことになっていたら、最悪のシナリオだったと思います。
このコンディションで16番手からのスタートだったので、明日のためにマシンを同じ状態で持ち帰ることを最優先しました。幸い、他のマシンやバリアとの事故を避けることができました。
明日のメインレースが一番重要ですし、そのレースを11番手からスタートできるのがうれしいです。しばらくポイントを獲っていないので、明日はトップ10以内でフィニッシュしたいと思っています。
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