降格のフェルスタッペンが8連勝「マシンの速さを信じていた」エンジニアとの口論については「心配ないよ」/F1第13戦
2023年F1ベルギーGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはシーズン10勝目を挙げ、セルジオ・ペレスは2位に続いた。レッドブルは開幕戦からの12連勝を達成し、1988年にマクラーレン・ホンダが成し遂げた、11連勝の記録を塗り替えた。
フェルスタッペンは、ギヤボックス交換によるペナルティで6番グリッドに降格されながら、8戦連続となる勝利をつかんだ。フェルスタッペンは、1周目を終える段階ですでに4番手に上がり、12周目にはトップを走るペレスに続く2番手に。ペレス、フェルスタッペンの順でタイヤ交換を行った後、フェルスタッペンはセカンドスティントの3周目に早くもペレスをかわしてトップに立ち、その後はポジションを維持して、最終的にチームメイトに22.305秒のギャップを築いて優勝を飾った。
レース中、フェルスタッペンとレースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼとの間で激しいやり取りがあり、注目を集めた。タイヤの使い方などをめぐって、互いにきつい口調になり、ランビアーゼは「もう少し頭を使ってほしいね」「僕を信頼して、指示に従ってくれ」と言い、フェルスタッペンはそれに対して反発していた。レース後、フェルスタッペンやチーム代表クリスチャン・ホーナーはこの件について聞かれたが、いずれもふたりの関係に何も問題はないとしており、ホーナーは『Sky Sports』に対し、「ふたりは尊敬し合っている。信頼関係があるからこそ、ああいうことが起きるのだ」と語った。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=1位(44周/44周)
6番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ソフト
今日、僕たちのマシンが速いだろうことは分かっていた。ここは良いマシンで走るには最高のサーキットのひとつだ。
GP(レースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼ)と僕は、笑い合っていただけだ。僕たちは互いに正直に話をする。それが僕たちのやり方であり、心配する必要はないよ。
シーズン前半は、誰も夢見ることすらできないほど素晴らしいものだった。チーム全体のパフォーマンスも、長い連勝記録も、信じられないほどだよ。
もちろんこの瞬間を楽しんでいる。でも同時に、この勢いとレベルをこれからもずっと維持したいと思っているんだ。サマーブレイクの後のザントフォールトで、また強さを発揮したい。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=2位(44周/44周)
2番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ソフト
チームにとって素晴らしい日だ。レースは良い形でスタートしたが、マックスがあっという間に追い上げてきて、特にセカンドスティントでは強力で、すぐに遠ざかって行った。彼にオーバーテイクされた後は、チームのためにポジションを維持することを目指した。最後までペースを維持することが一番の目標となった。トリッキーなコンディションのなか、ターン11で滑ってしまい、その後はマシンに気をつかいながら、タイヤの管理をし、ポジションを維持することを目指した。
2戦連続で表彰台を獲得することができた。僕たちの最大の目標は表彰台を獲得し続けることだ。サマーブレイクを利用して、物事をしっかり把握するとともに、いったんリセットする時間を設けたい。
マックスは素晴らしい仕事をした。全体的にチームにとってとても良い結果だ。サマーブレイクが楽しみだよ。シーズン後半にはもっと強くなって戻ってきたい。
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