ピアストリ、舞台裏で自身を支える元F1ドライバーのウエーバーは「山のようにアイデアを持っている」と語る
マクラーレンのルーキーであるオスカー・ピアストリは、元F1ドライバーのマーク・ウエーバーが自分の側にいて、“舞台裏”で仕事をしていることをうれしく思っていると述べている。
ウエーバーは2020年以来ピアストリと緊密な関係にあり、モータースポーツのジュニアランクで順調に成功を重ねる彼の活動を支援し、指導役を務めてきた。元レッドブルのドライバーであるウエーバーの豊富な知識は、ピアストリをアルピーヌからマクラーレンへ移籍させる昨年の交渉において特に役に立った。この移籍は少なくともアルピーヌでは物議を醸したが、マクラーレンの方はウエーバーの強い推薦もあり、喜んでピアストリにマシン1台を託した。
「彼はいい人だ」とピアストリはイギリスの『Virgin Radio』に話すなかで認めた。
「一緒に仕事をした最初の数年間、彼は僕のために舞台裏で多くの仕事をしてくれたし、それは今でも変わらない」
「もちろん彼はF1とレースの豊富な経験を持っている。今では僕自身がF1にいるが、彼は山のようなアイデアや提案を持っている」
「僕のキャリアのこの段階では思いもよらなかったことを、彼が求めることがある。彼は舞台裏でとても優れた仕事をしていて、可能な限りコースでの僕を助けてくれる」
「彼が僕の側にいてくれるのは本当にうれしいよ」
ピアストリはF1で徐々に足場を固めており、トラブルを避けて自分のペースで自身の仕事を学んでいる。ピアストリは母国レースとなったオーストラリアGPで初ポイントを獲得したが、マクラーレンはMCL60に複数のアップデート導入し、夏の初めには目覚ましい進歩を遂げたので、ピアストリもスキルを次のレベルに引き上げることができた。
イギリスGPとハンガリーGPではピアストリは連続してトップ5フィニッシュを決め、その後ベルギーGPのスプリントでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)に次ぐ2位につけた。残念ながらレースでは、1コーナーでフェラーリのカルロス・サインツと接触したことでリタイアすることになったが、ピアストリはF1での初めてのシーズンについて、これまでのところ全体的に大変満足している。
「1年目を迎え、シーズン前半は目まぐるしく忙しい時期だった。だから夏季休暇は振り返るのにちょうどよい時間だった」とピアストリは語った。
「僕たちは好きなことをやっている。子どものころからやりたかったことをやっている。同時に、僕たちは1年のほぼ半分をレーストラックで過ごしているけれど、そのことを楽しむようにしなければいけない。そうしないと、毎年1年の半分は自分が何をしているのか疑問に思いながら過ごすことになるからね」
「僕は満足している。特に今ではさらにトップ集団に近づいて戦うようになっている。うまくやれば最後にはトロフィーが待っているというのは、楽しいことだ」
「(マシンについては)まだいくつか作業したいところがあるが、将来の方向性に関しては、はるかによい基礎ができた」
「前進を続けたいと思うし、さらなるトロフィー獲得を目指して戦い、今年の後半をよいものにしたいと願っている」
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