角田は予選14番手「マシンにQ3の速さがあったのに、自分の力を出し切れず悔しい」ペナルティで17番グリッドに/F1第14戦
2023年F1オランダGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は14番手を獲得した。しかし、他車に対して不必要な妨害を行ったとみなされ、3グリッド降格ペナルティを受けた。
角田はQ2のターン13でルイス・ハミルトン(メルセデス)に対して不必要な妨害を行ったと判断され、3グリッド降格ペナルティを受け、土曜に発表された暫定グリッドでは17番グリッドを与えられている。
「角田は、ファストラップに備え、ターン13出口でドライのレーシングライン上を走り、完全にスピードが上がっていなかったため、ハミルトンを妨害することになった」とスチュワードはペナルティの理由を述べている。
「角田は、他のマシンに抜かれたため、前とのギャップを取り戻すために低速での走行を続けたと説明した。スチュワードの意見では、角田はラインから外れることが可能であることは明らかであり、そのため、この妨害は不必要なものだった」
ビークルパフォーマンス責任者のギヨーム・デゾトーは、角田の予選について、次のように振り返った。
「裕毅は予選で好調なスタートを切り、余裕を持ってQ2に進出した。路面コンディションが改善し続けているなか、残念ながら彼は最後のアタックでQ3進出を決めることができなかった。トラフィックが難しい状況だったので、タイヤの準備について、異なることができたのかどうかを確認するため、今夜データの分析を行う」
「明日に向けて、最も可能性の高いシナリオを理解するため、戦略シミュレーションを行う。FP2でのロングランを見ると、マシンは悪くなかったので、裕毅をポイント争いができる状況に持っていければと思っている」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
FP3 13番手(1分23秒544:インターミディエイトタイヤ/18周)
予選 14番手(Q1=9番手1分21秒781:インターミディエイトタイヤ/Q2=14番手1分20秒230:インターミディエイトタイヤ)
今日のコースコンディションはトリッキーだったので、リアム(・ローソン)はFP3でしかこのマシンで走らずに予選に臨んだことを考えると、初日として良い仕事をしたと思います。
僕としては、すべてをうまくまとめることができず、悔しい予選になりました。チームの素晴らしい仕事によってQ2に進むことができましたが、僕自身に関しては改善の余地があることは間違いありません。特に、コースコンディションについて彼らに最新情報を提供し続けるため、無線コミュニケーションに関してもっとうまくやれるはずだと感じています。
マシンにはQ3に進めるペースがあったと思うので、自分のパフォーマンスを最大限に発揮できなかったと感じます。全力を尽くしたという気持ちを常に持ちたいので、それが一番悔しい点です。
トラックコンディションはとても難しく、何箇所かでトラフィックにも遭いました。でもコース上の全員が同じ条件でした。
将来のための学習とします。明日はオーバーテイクは難しいでしょうが、また違うコンディションで走ることになるので、もちろんポイントを目指して、やれることをやっていきます。
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