LCRホンダからMotoGPに参戦する中上貴晶は、来シーズンも同チームから継続参戦することがほぼ確実だと明かした。　中上は2018年のMotoGPクラス昇格以来、一貫してホンダ陣営のLCRからレースを戦ってきた。彼の現行の契約は2023年までとなっており、来季の参戦継続のためには契約延長を勝ち取る必要があった。　ただホンダは今年、陣営全体が大苦戦に陥っており、中上も非常に苦しいレースが続いていた。結果の面だけを見れば厳しい数字が並んでいる中上だが、日本勢の次世代のMotoGPライダーと目されている小椋藍も、今季は成績が振るわない状況にあったことが、中上にとってはプラスに働いたと見られている。　さらに苦戦とライダーの怪我が続くホンダの中で、中上は献身的に開発作業にも従事しており、そうした姿勢から契約延長を勝ち取るのではないかとも言われていた。　そして8月31日、中上はメディアに対して2024年の継続参戦がほぼ確実な状況にあると明らかにした。「夏休み前のアッセン（オランダ）と、先日のオーストリアでミーティングをHRCと行ないました。桒田さん（桒田哲宏／HRCレース運営室室長）とも話をして、僕の将来についてはほぼ完了しています。99.9％の可能性でチームに残ります」「LCR …読み続ける