アルピーヌF1、2台揃って予選Q1落ちも「予想していた」とガスリー。最高速“命”のモンツァでストレート性能不足が足かせに

 

 モンツァで行なわれたF1イタリアGPの予選Q1で、アルピーヌはピエール・ガスリーが17番手、エステバン・オコンが18番手と2台が揃ってQ2進出を逃した。 コンストラクターズランキング下位のチームにも先行される結果となったが、ガスリーはチームがこうした結果を「予想していた」と認めている。 そしてパワーが物を言うモンツァでは、今季マシンA523のストレート性能がライバルに比べて足りていないとガスリーは考えている。 motorsport.comの取材に対して、ガスリーは次のように語った。「週末を通してマシンバランスには満足していたんだけど、残念ながら、ずっとペースが2秒遅れていた」「モンツァは長いストレートが続くから、今年で最もタフな週末になることは分かっていた。実際、その通りだったね」「だから、僕らはQ1敗退を予想していた。でも、もしかしたらハードタイヤか何かで突破できるかもしれないという楽観的な思いもあったけど、残念ながら、これが僕らの全力なんだ。ここまでは難しい週末になっているね」 この週末は、予選の各ノックアウトセッションで使用可能なタイヤコンパウンドが指定されるATA(代替タイヤ配分)フォーマットで行なわれているが、ガスリーはQ1で装着が義務付けられるハードタイヤで特に苦しんだという。「おそらくハードタイヤは最悪のチョイスだと思う。そんな感じがする」とガスリーは語る。「ソフトタイヤではマシンに満足できたし、ミディアムタイヤもかなり良かった。でもハードタイヤだとコーナーのバランスが悪くなってしまった。僕らのマシンには合ってないんだ」「GPSデータを見れば、どこで僕らがタイムをロスしているのかハッキリ分かるはずだ。可能な限り全てを活かしたということは分かっているけど、僕らのパッケージはこのコースレイアウトに適していないんだ」「来年に向けて、僕らは分析し、見直し、より良い解決策を考え出す必要がある」 ガスリーはQ1のハードタイヤに苦しめられたものの、ATAのフォーマット自体に問題はないと考えている。「結局のところ、今週末はそれが問題になることは全くなかった。問題はスピード(が足りていないこと)だよ」「それが僕らに欠けていたモノだ。だから、これはフェアな結果だよ」 そしてガスリーは次のように続ける。「僕らは自分たちの弱点が分かっていたし、ここだとそれが増幅されることも分かっていた。FP1からすぐ明らかになっていたことで、僕らはそれに対応して、今あるパッケージを最大限活かそうとした。でもまだ足らなかったよ」「じっと耐えるのは難しいことだけど、客観的に物事を見る必要があると思う。来季に向けて、こういった特殊なサーキットでどうアプローチしていくべきかという方向性を示してくれるはずだ」オコンは“これほど”厳しい予選結果になるとは想像せず …読み続ける

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