レッドブルF1とペレスの契約問題について誤報が発生。インタビューでのペレスの発言に起因
レッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスが単純な言い間違いをしたことで、契約問題について彼が意図しない内容の誤報が発生した。
F1イタリアGPの週末、モンツァでDAZNのスペイン支局がペレスにインタビューを行った。そのなかで当然ながら将来の計画についての質問が出た。ペレスとレッドブルとの現在の契約は2024年末までとなっているが、1年早く契約が打ち切られる可能性があるのではないかといううわさがこの数カ月持ち上がっている。
「あなたの現契約は2024年末で期限を迎えますが、どのように予想していますか? 契約更新についてレッドブルとの交渉をスタートしましたか?」とスペインのジャーナリストがペレスに問いかけた。
しかしその際、インタビューが公共の場で行われている場合にはよくあることだが、ペレスは、インタビュアーとの会話に完全には集中していないようで、カメラの後ろで行われている何かに気を取られているように見えた。そのためか、彼は小さな言い間違えをした。
「ノー。これまでのレースの流れを考えると、僕にとって重要なのは、レースに集中することだと思う」とペレス。
「また、僕にとっては、自分が貢献できると感じる環境に身を置くことが重要だ。2024年にその環境がここにないのなら、代わりになる場所を探さなければならない」
ペレスが「2024年」と言ったため、一部メディアが、ペレスは今季末でレッドブルから離脱する可能性を認めたという誤った認識を持ち、いかにも一般の人々が興味を持ちそうな見出しをつけて報道した。
しかし、ペレスの話を最後まで聞けば、彼が単純に「2025年」と言うべきところを「2024年」と誤って言っただけであることは明らかだ。
「でも今のところ、ここにとどまり、レッドブルとともに優勝を重ね、タイトルを獲得することに、100パーセント集中している。あなたが言ったように、来年まで契約を結んでいるので、来年のどこかの時点で、腰を据えて将来について話し合うことになるだろう」
レッドブル・モータースポーツコンサルタントのヘルムート・マルコは、オランダGP後には、ペレスの契約状況についてメディアと話している際に「F1で保証されている仕事などあるだろうか」と述べて、契約期間が変更になる可能性を示唆した。しかしイタリアGP後、マルコはペレスのパフォーマンスを称賛した。ただし、問題視される表現がそこには含まれていた。
「チェコにとって良い週末だった。彼が予選で問題を抱えていることは分かっている。彼は時々調子が崩れることがあるのだ。南米人だからね(注:ペレスはメキシコ出身)。マックス(・フェルスタッペン)やセバスチャン(・ベッテル)のような集中力があるわけではない」
「しかし彼は良いレースをすることがしばしばあり、モンツァでのレースは間違いなく良かった。3人のドライバーをオーバーテイクしなければならなかったが、すべてうまくやってのけた。去年のシンガポールで優勝しているから、今年に関しても期待できるだろう」
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