レッドブル&HRC密着:『ホンダ』の名前が刻まれるのは32年ぶり。創立75周年の記念日にコンストラクターズ2連覇を達成
レッドブルのマックス・フェルスタッペンがF1第17戦日本GPでポール・トゥ・ウインを飾り、レッドブルがコンストラクターズ選手権を2連覇、通算6度目のコンストラクターズタイトルを手にした。
イタリアGP以来、2戦ぶりに美酒を味わったフェルスタッペンはこう喜びを表現した。
「信じられないような週末だった! これはすべてチームの努力の賜物で、たくさんの人たちが今日の僕らを支えてくれている。ファクトリーではたくさんの人たちがたゆまぬ努力を続け、常に最高のパフォーマンスを発揮できるようにしてくれている。本当に誇りに思う。優勝した後のウイニングランで、ガレージでチームが祝福し合っている光景を大型スクリーンで見たときは、素晴らしい気分だった」
チーム代表のクリスチャン・ホーナーはレース後、ガレージで仕事するスタッフひとりひとりと握手し、このように感謝の言葉を述べた。
「またしてもチームの驚異的なパフォーマンスだった。この1年、ずっと言い続けてきたことだが、この栄光はサーキットの現場だけでなく、ミルトン・キーンズにあるファクトリーで仕事をしているスタッフの絶え間ない努力があったからこそだ。チーム全員の努力を、非常に誇りに思う」
今回のコンストラクターズ選手権制覇は、レッドブルにパワーユニットを供給しているホンダにとっても特別なタイトルだった。レッドブルのマシンに搭載されるパワーユニット名は今シーズンから『ホンダRBPT』となり、正式なコンストラクター名は『レッドブルレーシング・ホンダRBPT』だったからだ。
『ホンダ』の名前がチャンピオンとして刻まれるのは1991年の『マクラーレン・ホンダ』以来、32年ぶり。そのタイトルをホンダの地元である鈴鹿で決定したのは、1990年以来33年ぶりとなった。
またこの日、9月24日はホンダにとって会社創立75周年の記念日だった。サーキットに視察に来ていたホンダの三部敏宏社長は「レッドブルのコンストラクターズチャンピオン連覇達成に対し、心よりお祝い申し上げるとともに、ホンダの地元、鈴鹿サーキットで年間タイトルを獲得してくれたことを大変うれしく思います」と祝辞を述べた。
日本GPを終えて、今シーズンはあと6戦。ドライバーズ選手権はトップのフェルスタッペンと2位セルジオ・ペレス(レッドブル)の差が177点に広がった。次の第18戦カタールGPを終えて、その差が172点以上となれば、フェルスタッペンのドライバーズ選手権3連覇が決定する。
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