「不安定なドライビング」のサインツに警告 「規定に反する低速走行」のハミルトン、角田はペナルティなし/F1第18戦
F1カタールGP金曜予選においてみられた規則違反の可能性がある行為について審議が行われた結果、「不安定なドライビング」を行ったカルロス・サインツ(フェラーリ)には警告が与えられた。セーフティカーライン間の制限タイムを守らなかった件で調査された4人のドライバーは、正当な理由があったため、ペナルティの必要なしと判断された。
クールダウンラップ中のサインツに、アウトラップのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が追いつき、オーバーテイクしようとした際に、サインツは予測不可能な動きでポジションを守ろうとした。サインツは、セーフティカーライン2と1の間の最大ラップタイムを守るため、他のマシンに抜かれるわけにはいかなかったと述べ、その主張をスチュワードは受け入れた。しかし、サインツの動きは不必要なものであったとして、警告が与えられた。
今回、ドライバーたちが不必要に低速で走ることを禁じるため、セーフティカーライン2と1の間を1分46秒0より速いタイムで走行しなければならないと、レースディレクターから通知されていた。これに違反したとして、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、角田裕毅(アルファタウリ)、リアム・ローソン(アルファタウリ)が調査を受けた。
ハミルトンと角田については2件、ピアストリとローソンは1件ずつで、合計6件のインシデントについてスチュワードはタイミングデータや映像等を使って調査、ハミルトンの1件については、本人とチーム代表者を呼び出して事情聴取を行った。その結果、すべてのインシデントについて、ドライバーたちは他のドライバーの走行を妨害しないため、相手を前に出そうとして減速したことが認められ、「不必要な減速」にはあたらないとして、ペナルティを科さないことを決めた。
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