FIAが規則違反の疑いでストロールを調査。フラストレーションによる行動を問題視か/F1第18戦
FIAは、F1カタールGPの週末、アストンマーティンのランス・ストロールがFIAのルールに違反する行動を取った可能性があり、調査中であると明かした。具体的なことは発表されていないものの、金曜予選でQ1落ちした直後、苛立ちを募らせたストロールが取った行動が問題視されているものとみられる。
『Sky Sports』は、10月10日、FIAのスポークスパーソンが、次のような声明を発表したと伝えた。
「FIAコンプライアンス・オフィサーは、カタールグランプリ中にFIAの規則、ポリシー、手続きに違反した可能性のあるいくつかの出来事に関して、ランス・ストロールと話し合いを行っている」
FIAコンプライアンス・オフィサーは、ドライバーやチームにFIAの倫理規定を守らせ、違反について確認する役割を担っている。ストロールのどういった行為が問題になっているのか、FIAは具体的に明かしていないが、予選直後の行動が調査対象になっているものと推測されている。
ストロールは、カタールGP金曜予選で17番手にとどまり、Q1で敗退、ガレージに戻ってきた後、ステアリングホイールを車外に放り出した。その後、トレーナーであるヘンリー・ハウを押しのけた様子も映像でとらえられている。この際、ストロールは正しい計量プロトコルを守らなかったようだ。ドライバーは計量に向かう際にピットレーンを通ることが義務付けられており、ハウは規則に従って、ストロールをFIAのガレージに連れて行こうとしていたが、ストロールは彼を突き飛ばすようにして振り切り、ガレージ裏に向かった。
予選後、F1のインタビューに応じたストロールは、フラストレーションを抑え切れない様子で、3つの質問に対し数個の単語しか返さずに、非常に短い受け答えの後で、その場を立ち去った。
こういった態度が大きな批判を集めた後、ストロールは、ハウとの関係には問題はないと主張。アストンマーティン代表マイク・クラックはストロールを擁護し、アスリートが興奮している時の言動を短絡的に批判すべきではないと示唆した。
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