あと数周あれば勝てたかも? ハミルトン、F1アメリカGPで勝利まであと一歩届かず2位も「この結果には満足」
サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で行なわれたF1第19戦アメリカGP。決勝で2位表彰台を掴んだメルセデスのルイス・ハミルトンは、あと数周あれば優勝したレッドブルのマックス・フェルスタッペンを捉えることができていたかもしれないと語った。 アメリカGPはスプリント形式での開催であり、土曜日のF1スプリントでもフェルスタッペンに対してハミルトンが肉薄するというシーンがあった。 フェルスタッペンは金曜日の予選でトラックリミット違反によるタイム抹消を受け、決勝レースを6番グリッドからスタート。そのせいもあってか、今季これまでのレースで多く見られていたフェルスタッペンの独走劇とはならず、接近した優勝争いがマクラーレンのランド・ノリス、ハミルトン、フェルスタッペンも含めた3名によって繰り広げられた。 フェルスタッペンがミディアム→ミディアム→ハードというタイヤ戦略を採り、ハミルトンはミディアム→ハード→ミディアム、ノリスはミディアム→ハード→ハードと、戦略が三者三様に分かれた。 レース序盤はフロントロウスタートのノリスがレースを引っ張ったが、第2スティントでフェルスタッペンが首位を奪取。ハミルトンは2回のピットストップを終えた時点でこの3名の中で一番後ろに回ったが、第3スティントで猛プッシュしてノリスを攻略すると首位フェルスタッペンに迫った。 フェルスタッペンはレース中ブレーキにトラブルを抱えていたこともありペースを上げられず、ファイナルラップに突入した時点でトップふたりは1.8秒差となった。しかし最後の1周では周回遅れのマシンが2台の間に入ったこともあり、2.2秒差でフェルスタッペンが逃げ切った。 ハミルトンはあと数周あればフェルスタッペンを攻略できていたかもしれないと考える一方で、現段階で最強のレッドブル&フェルスタッペンの組み合わせにプレッシャーをかけられたことを喜んだ。「まずは彼ら(レッドブル)におめでとうと言いたい。このチームは1年を通して素晴らしい仕事をして、F1を支配してきた。マックスは本当に完璧だった」 レース後、パルクフェルメでハミルトンはそう語った。「僕らは終盤にかけて彼らを捉えようとしていた。僕は期待していたけど、あと少し周回が必要だったね。チームは今週素晴らしい仕事をしてくれた。ここへアップデートを持ち込むためにかなり頑張って働いてくれた」「正直、前戦(カタールGP)の後は本当に全てが厳しかった。そして知っての通り僕が犯したミスによってチームを失望させてしまったという思いが強かった」「だから自分をここ(表彰台)に戻すために、本当に深いプロセスを経る必要があった。どう失敗したかではなく、どう立ち直るかが重要だということを経験した。この結果には本当に満足している」 …読み続ける
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