レッドブルF1代表、スプリント週末のパルクフェルメ規則に異議。早い段階でのセッティング凍結が問題の一因だと主張
レッドブルF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーはF1に対し、コース上でのショーの改善のためにスプリントフォーマットを取り巻くルールを一新するよう促している。
第19戦アメリカGPでは、初めてのことではないがこのフォーマットが厳しい批判にさらされた。各チームはマシンのセットアップ作業に関して課せられている制限について批判を向けていた。
現在のレギュレーションでは、チームはフリー走行1回目、つまりスプリント週末唯一のフリー走行の後は基本的なセッティングを変更することを禁じられている。わずか60分でマシンのセットアップを最適化するのは困難な作業であり、ドライバーが予選や残りのレースウイークに不完全なセッティングで臨むところがしばしば見られる。
先週末もまさにそうであり、時間の制約と次善のセッティングによって、土曜午後の30分のレースが平凡な結果となっただけでなく、特に日曜のレースでは最終的にルイス・ハミルトン(メルセデス)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)が失格となったことが物議を醸した。レース後の検査の結果、メルセデスとフェラーリのフロアおよびプランクの摩耗はルールで認められたマージンを1mm超えていた。摩耗は、COTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)のバンプと、地面に近いマシンの車高セッティングの組み合わせの直接的な結果だった。FIAが検査した4台のマシンのうち2台が違法とみなされたため、広範囲の調査を行うことが妥当だっただろう。
ホーナーは、アメリカGPのレース後の議論は、チームがスプリントの週末にセッティングを早い段階で凍結することを余儀なくされていることの直接的な結果だと主張している。
「私にとって、パルクフェルメはちょっとした冗談だ」とホーナーは語った。
「マシンをセットアップするのは1回のセッションだから、その後エンジニアは家に帰ったほうがよさそうだ」
「このことは検討する必要があるし、チームがレギュレーションに違反したライドハイトの問題を引き起こした一因だったと私は確信している」
「実際、これはスプリントレースでのロングランにすぎない。実際に危険はなく、その背後に意欲を起こさせるものはない。『OK、どうすれば改善できるだろうか』と言って、検討して修正を加える必要があるだけだと思う。どうすればこれを改善できるか? どうすればドライバーがより満足できるものになるか?」
ホーナーは、F1ファンがこの議論に意見を表明できるようにするべきだと考えている。
「ドライバーが楽しんでやりがいを感じ、チームもやりがいを感じるのなら、最終的にファンもそうなると思う」
「ただ、我々はファンのところへ行って、彼らが何を望んでいるのかについてフィードバックを得る必要があると思う。スプリントレースがどれだけ人気だったのか、1年の終わりにデータを見るのは興味深いものだろう。結局のところ、ファンがすべてだからだ」
「スプリントレースを行う理由は、さらなるエンターテインメントを提供し、より魅力的なイベントを創り出すことにある。これはまだ非常に新しいコンセプトであり、我々は自身に正直にならなければいけないと思う」
「先ほどマシンについて話したが、常にマシンを改善できるように、フォーマットについても常に改善できると私は考えている。スプリントレースからのサンプルがすべて揃う年末に、オープンかつ誠実に検討する必要があるだろう。何を改善できるだろうか? 何を学ぶことができるか? そしてショーとイベントをどのように改善できるか? そして改善するためにできることはたくさんあると思う」
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