アプリリア絶好調エスパルガロ初日首位。中上貴晶は13番手|MotoGPイタリアFP2

 

 MotoGP第8戦イタリアGPのフリー走行2回目が行なわれた。トップタイムを記録したのはアプリリアのアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)だった。
 イタリアGP初日、ムジェロ・サーキットは快晴に恵まれ、午後になって気温は30℃越え。路面温度が52℃に達する中、フリー走行2回目が開始された。
 FP1でトップタイムを記録したのはLCRホンダの中上貴晶。1分46秒662が暫定の総合トップタイムとしてFP2が始まったが、このタイムはセッション開始からまもなく、ヨハン・ザルコ(プラマック)が1分46秒381をマークしたことで早くも塗り替えられた。
 FP1では1分46秒台を記録したのは中上だけだったが、FP2は序盤から46秒台が連続で記録された。ザルコを筆頭に、エネア・バスティアニーニ(グレシーニ)、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)、アレイシ・エスパルガロ、アレックス・リンス(スズキ)と10分も経たないうちに上位陣がタイムを縮めてきた。
 またFP1では19番手と下位に沈んでいたマルケスが、FP2では序盤から攻めた走りでタイムアタック。FP1の自己ベストから約0.8秒縮め、8番手タイムとした。
 順調にセッションが進んでいたが、残り20分を前にザルコがターン4でスリップダウンを起こして転倒。マシンがグラベルを通過してコース上にはみ出してしまったが、後続はこれを回避しザルコも急いでマシンを起こしたため、二次トラブルには発展せずに済んだ。
 その後、コース上に撒き散らされた大量の砂礫が要因となりセッションは赤旗中断。掃除にマーシャルが駆り出された。
 清掃終了後、セッションは18分を残して再開。イタリアGPは2日目に雨の予報も出ているため、予選組分けを睨んでこの後は激しいアタックが繰り広げられることが予想された。
 残り13分、リンスがターン3で転倒。マシンをマーシャルに任せ、最後のアタックに間に合わせるべく急いでピットへと戻った。
 残り5分、まずアタックでタイムを縮めてきたのはバニャイヤ。1分45秒940と大幅に自己ベストを更新してトップタイムとした。チームメイトのジャック・ミラーが約0.4秒差で続き、ザルコ、ルカ・マリーニ(VR46)とドゥカティ勢がタイムシート上位に並んだ。
 アタックは断続的に続き、エスパルガロが1分45秒891をマークして残り2分でトップタイムを更新した。
 バニャイヤ、バスティアニーニなどがこのエスパルガロのタイムを超えるかというタイムを刻みつつあったものの、後半セクターで伸びず。ザルコが再び転倒するなかセッションは終了となり、エスパルガロがFP2トップ&初日総合トップタイムとなった。FP2で2番手となったのはバニャイヤ、3番手はミラーだ。
 中上は最後のアタックで自己ベストを改善できず。FP1の自己ベストタイムを超える事ができず15番手タイム。総合タイムでは13番手で初日を終えている。
 なお初日の総合タイムトップ10の並びは、FP2の上位10名と同じとなっている。
 
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