F1モナコGP FP2:初日はフェラーリが1-2、レッドブル2台が続く。角田裕毅は10番手
2022年F1第7戦モナコGPのフリー走行2回目が行われ、フェラーリのシャルル・ルクレールがトップタイムをマークした。2番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)、3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)となっている。アルファタウリの角田裕毅は10番手だった。
現地時間午後5時から始まったFP2も、依然として快晴。5月のモナコとしては異例の高温コンディションは、この時間になっても気温30.5度、路面温度53.1度と、ほとんど変わらない。
セッション序盤は、大部分のドライバーがミディアムタイヤを装着。フェラーリの2台だけがハードタイヤを選択した。FP1でMGU-Kトラブルに見舞われたミック・シューマッハー(ハース)、パワーユニットに不具合の出たバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)も、周回を重ねている。序盤はペレス、マックス・フェルスタッペンのレッドブル2台が、まず1-2を構築した。
開始後14分、ダニエル・リカルド(マクラーレン)がプールシケインひとつ目の進入で挙動を乱し、バリアに衝突。マシン前部を大破して、セッションは9分間の赤旗中断となった。
再開後は、多くのドライバーがソフトタイヤを履いて一発の速さの確認に向かった。FP1でさかんにマシンの縦揺れのひどさを訴えていたルイス・ハミルトン(メルセデス)は、セクター1で最速タイムを出した直後のミラボーで、止まり切れずにオーバーラン。タイヤにフラットスポットを作ってしまい、暫定7番手タイムが精いっぱい。対照的にジョージ・ラッセルは、ハミルトンにコンマ8秒差の暫定4番手につけた。今年のモナコは例年以上に渋滞の影響が大きいのか、角田がクリアラップを取れない不満を漏らす。
ソフトでの上位争いは、まずルクレールが1分13秒125のトップタイムを出すと、フェルスタッペンが0.022秒上回った。しかし直後にルクレールが1分12秒764を叩き出し、さらに1分12秒656までタイムを更新。サインツも0.044秒差で2番手につけた。フェルスタッペンはルクレールに0.447秒の大差をつけられ、さらにペレスにも先行されて4番手に留まった。
低速でのコーナリングに優れるフェラーリがその強みを遺憾なく発揮して、1-2を確定。レッドブルも3、4番手につけたが、コンマ4秒近い大差をつけられた。5番手ランド・ノリス(マクラーレン)、6番手ラッセル、7番手ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、8番手フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、9番手セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)。そして角田が10番手に入った。
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