アプリリアがMotoGPバイクに『リヤウイング』投入! 過熱する空力開発、その目的は?

 

 ムジェロ・サーキットで行なわれているMotoGP第8戦イタリアGP。初日のフリー走行では、アプリリアが投入した新パーツが大きな注目を集めた。
 アプリリアはワイルドカード参戦のテストライダー、ロレンソ・サヴァドーリのマシンのテールカウル後端に、『リヤウイング』を装着してきたのだ。
 F1のT-ウイングや、スポーツカーのスポイラーを彷彿とさせるそれは、大きさとしては小さなモノだが、バイクについにリヤウイングが装備されたことは、注目を集めるには十分すぎるインパクトがあった。
 この新機軸について、アプリリアのテクニカルディレクターであるロマーノ・アルベシアーノは、ブレーキング時のバイクの固定と、コーナー進入の改善が目的だと説明している。
「このアイデアは、ダウンフォースを生み出す助けとなるもので、特にブレーキングの段階でリヤホイールが浮き上がることを減らし、バイクを地面により接地させることで、コーナーエントリーをサポートすることを目的としている」と、アルベシアーノはSkyに対して語った。
「ただ、これはまだ始まったばかりであり、我々もセットアップをどう行なっていくかを理解しなくてはならないんだ」
 アプリリアには、かつてフェラーリF1の空力開発に関わっていたマルコ・デ・ルカが加入しており、今回のアップデートもそうしたスタッフの研究成果と考えられる。
 MotoGPの空力開発といえば、ウイングレットを導入してきたドゥカティが分野をリードする存在だった。しかしここに来てアプリリアが、空力開発の主導権をリードする存在になるかもしれない。
 
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