F1ドライバーはアーティストさ……ガスリー、モナコで追い抜き連発の鍵は「クリエイティブになること」

 

 F1第7戦モナコGPで11位フィニッシュとなったアルファタウリのピエール・ガスリー。彼はレース中のオーバーテイクのために”クリエイティブ”になる必要があったという。
 ガスリーは予選Q1を突破することができず、17番手から決勝レースをスタート。雨となったレースではいち早くインターミディエイトタイヤへと履き替えると、ウエットタイヤを履くドライバーたちを次々とオーバーテイクしポジションを上げることに成功した。
 最終的に11位でポイント獲得は逃したガスリー。ダニエル・リカルド(マクラーレン)を追っている際にプールサイドシケインの前という珍しい位置でオーバーテイクもしていたが、彼は抜けないモナコで抜くために、”クリエイティブ”になることが必要だったと語った。
「かなりタイトだったけど、他のドライバーよりもかなり速かったから、とにかく落ち着くことが必要だった」
「彼らのことはかなり素早く捕まえることができた。でもそれで追い抜きたくても、ディフェンスされると右にも、左にもスペースがなくなってしまう」
「だからクリエイティブになる必要があって、僕はそうした。結局のところF1ドライバーは一種のアーティストで、常に新しいアイデアを見つける必要がある」
「オーバーテイクするのに、珍しい場所を考えたんだ。それが上手く行ってくれて、満足だ」
 ガスリーは濡れた路面から変化していくコンディションの中、「何度クラッシュしそうになったか分からない」と言う。そしてインターミディエイトタイヤでコースに出た際には「最悪のアイデアだったかもしれない」とも考えていたようだ。
「それをどうにかする必要があったんだ」
「でもそれも僕の好きなモノだ。グリップを見つけていくのは大変なチャレンジだけど、今日はすごく良いドライビングができたと言えると思う」
「残念だけどかなり後方からのスタートだったからね。予選結果のツケだったよ」
「ポイント獲得に値するものだったと思うから、入賞できなかったのはちょっと残念だ」
「最初のピットストップでは6~7秒、2回目も3秒ほどタイムをロスしてしまった。この差が1ポイントに響くことになったのかもしれない」
「でもフリー走行や今日のレースペースを見ると、たくさんのポジティブなところもあった。だからそっちを考えていくよ」
 
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