ジョビナッツィ、フォーミュラEでの未来を「あと数戦」で判断。来季はフェラーリのWECハイパーカーをドライブ?

 

 アントニオ・ジョビナッツィ(ドラゴン・ペンスキー)は、2023年以降もフォーミュラEに参戦するかどうかを「今後の数レース」で判断すると語った。 
 ジョビナッツィは2021年限りでアルファロメオF1のシートを失い、今年はフェラーリのF1リザーブドライバーを担当するのと平行して、フォーミュラEに参戦している。 
 フェラーリは、2023年から世界耐久選手権(WEC)のル・マン・ハイパーカー(LMH)クラスに参戦が決定しており、ファクトリー契約のジョビナッツィがそのドライバー候補として注目されている。 
 それまでのフォーミュラマシンとは異なる点の多いフォーミュラEでジョビナッツィは、適応に苦しんできた。しかしパフォーマンスは徐々に改善の兆しを見せ、過去3戦ではグリッド最後尾をひた走ることは回避できている。 
 チームとして戦闘力に欠けていることもあり、チームメイトのセルジオ・セッテ・カマラと共にジョビナッツィは現時点で無得点。ただ順位としては、セッテ・カマラの後塵を拝している。 
 Motorsport.comから今後のキャリアについて尋ねられたジョビナッツィは、2023年に向けていくつかの選択肢があると明かした。ただその前に、フォーミュラEへ完全に適応できるかを確かめたいという。 
「まだ分からないよ。このマシンにもっと適応できるかどうかを理解するために、ここでまだ何戦がレースをしたい」とジョビナッツィは言う。 
「これまでのところ、たしかに厳しいシーズンになっている。正直、それは明白だ」 
「それ(フォーミュラEへの完全な適応)は僕が見てみたいことだけど、来年どうしたいかは考えている。選択肢は確かにある」 
「自分のキャリアにとってベストな選択をしたい。まだ(決断を下すのは)早すぎるけど、来月にはもっと理解できると良いね」 
 
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