グリッケンハウス、BoPの変更も追い風に”打倒トヨタ”を目指す「勝てると信じて臨む」

 

 グリッケンハウスのチーム創設者であるジム・グリッケンハウスは、WECハイパーカークラスのBoP(性能調整)とマシンおよびチームの改善により、ル・マン24時間レースでトヨタに対抗できるようになったと考えている。
「なぜ、勝てると信じてレースに臨んではいけないのだろう?」
 グリッケンハウスは、そう『Autosport』に語った。
「それがレースに出る理由だし、簡単には諦めないよ」
「もしあなたが賭け事をする人なら、グリッケンハウスやトヨタを見て、我々が2年間で作るロードカーの台数をたった5分で作るような相手に、どうしてチャンスがあるのかと思うだろう」
「しかし今は、BoPがかなりフェアなバランスになっている。それが、我々にチャンスがあると考える理由だ」
 6月5日に行なわれたル・マンの事前テストでは、トヨタ7号車がトップタイムを記録したものの、グリッケンハウスの708号車はロマン・デュマのドライブで、7号車から0.2秒差の2番手につけた。
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