ルクレール、またも勝てず……続く信頼性トラブルに「二度と起こらないように調査が必要」
フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1第8戦アゼルバイジャンGPをリードしていたが、エンジントラブルによりリタイア。4戦連続でポールポジションを獲得していながら、ここ3戦で2度目のエンジントラブルに直面し、レッドブルの5連勝を許してしまった。
レースで勝ったマックス・フェルスタッペンとルクレールのポイント差は、34ポイントまで拡大。今回2位となったセルジオ・ペレスも、ルクレールを13ポイント上回りランキング2番手に浮上した。
またルクレールの僚友カルロス・サインツJr.も、油圧系のトラブルでアゼルバイジャンGPリタイア。その結果コンストラクターズランキングでは、レッドブルが80ポイントの大量リードを築いている。
ルクレールは今回のリタイアの痛みは受け入れがたいと語り、シーズン開幕から3戦中2戦で勝利を収めたフェラーリが、なぜ今これほどまでに低い完走率に苦しんでいるのか、論理的な説明がつかないという。
「シーズン前半は速かったし、特に大きな問題もなかった」とルクレールはSkyに語った。
「今、僕たちは何も変えていなかったシーズン当初と比べて、(トラブルが)少し増えたように思える。どちらかと言えば、より良いモノにしたのに……」
「だから、今のところ理解するのは難しい。でも言うまでもなく、分析しなければならないだろう。今日起きたことの全貌を把握できていないんだ」
ルクレールはチームに対し、マシンの速いペースに見合った結果が得られない状況が続かないよう、ここ数週間の何が問題だったのかを正確に把握するよう促した。
「痛いよ。このようなことが二度と起こらないようにするために、僕たちは調べる必要がある。もう二度とこのようなことが起きないようにしなければならない。とても、とても残念だ。しっかり調べる必要があるんだ」
ルクレールはスペインGPでのトラブルもあり、エンジン(ICE)やMGU-K、MGU-Hは2基目、ターボチャージャーは3基目を使用している。今回のトラブルにより、次戦カナダGPでグリッド降格ペナルティを受ける可能性もある。
ペナルティの状況について訊かれ、ルクレールは「分からない。何も分からないんだ」と語った。
「もちろん、まだ悔しさは残っている。クルマから降りて直接ここに来て、チームの誰とも話していないから、何が悪かったのか分からないんだ」
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