シューマッハーに足りないのは”バランス感”。ハース代表、クラッシュは厳禁だが「F1はパフォーマンス主義だ」
ハースのギュンター・シュタイナー代表は、ミック・シューマッハーはクラッシュを回避しつつもパフォーマンスを上げるために攻める適切なバランス感覚を身につける必要があると語った。
シューマッハーは、サウジアラビアGPの予選で大クラッシュ。そこから数戦と経っていないモナコGPの決勝レースでも再びクラッシュ。マシンが真っ二つになるほどのクラッシュを既に2度経験している。
また、チームメイトのケビン・マグヌッセンの後塵を拝し続けている現状もある。
アゼルバイジャンGPでは、フリー走行1回目にマシントラブルが発生しことが尾を引き、予選でマグヌッセンから1.1秒落ちの20番手。グリッド最後尾からの決勝レースでは、フェラーリ勢やマグヌッセン、周冠宇(アルファロメオ)のリタイアや、ニコラス・ラティフィにストップ&ゴーペナルティが科されたこともあり14位という結果だった。
ただリヤウイングのフラップ破損によりピットで修理作業を強いられ、13位に落ちた角田裕毅(アルファタウリ)からは38秒もの大差をつけられていた。
シュタイナー代表は、シューマッハーがクラッシュなくレースを終えたことに安堵しながらも、スピードが必要だと強調した。
「彼にとってもチームにとっても、今は確かに厄介な状況だ」
シュタイナーはmotorsport.comにそう語った。
「F1はパフォーマンス主義のスポーツであり、パフォーマンス主義のスポーツで必要なモノは何だろうか?」
「それはパフォーマンスだ」
「でも彼は正しいことをしたと思う。もし彼がここで再び大破させていたら、それが良くないことだと分かるだろう?」
「私としては、またマシンを大破させるくらいならこのままでいいと思う。求められていないことをするよりもね」
Guenther …読み続ける
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです