ハースF1、今季”最初で最後”のアップデートを8月のハンガリーGPまで延期か?
ハースF1チームは、8月の第13戦ハンガリーGPで導入する予定のアップデートが、今季最後のアップデートになる予定だと明かした。
ハースは今季、マシンやそのセットアップに対する理解を深めることが重要だと考え、大きなアップデートをせずにレースを戦ってきた。
とはいえ、ハースが全く開発をしていないというわけではない。当初、7月のフランスGPでマシンをアップデートする予定だったのだ。しかしその予定は更に1週間後ろ倒しとなり、サマーブレイク前最後のレースであるハンガリーGPまで遅れる可能性があるようだ。
ハースのギュンター・シュタイナー代表によれば、風洞でダブルチェックが必要な作業が発生したことで、作業の進捗が少し遅れたのだという。そのため、フランスGPにアップデートが間に合わない可能性が生じたようだ。
「それ(アップデート)はハンガリーになるかもしれない」と、シュタイナーは語った。
「風洞で別のことを確認したかったので、一歩下がったんだ。しかし、今はハンガリーに向けてパーツの生産に全力を尽くしている。それが狙いだ。より良いものにしようと努力しているが、どこで導入できるかは分からない」
シュタイナーはこのアップデートについて、マシンの見て分かるほどの変更だと語った。
「性能的に大きなステップになることを期待している」と彼は説明した。
「見た目は気にしないけど、違いは分かると思う」
またシュタイナーは、ハンガリーでのアップデートが今年最後の開発計画であり、今後は2023年に焦点を移すと明かした。
「来年のマシンにシフトする。それだけだ」
「これ以上のアップグレードはない。このクルマのパーツを作るのをやめるだけだ。言うまでもなく開発は続け、このクルマで大きなアドバンテージになるものを見つけたら、それを実行するだろう」
「でも、このクルマのために特別に大きなパッケージを作っているわけではない」
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