ウエットでアロンソが最速。ガスリー、ベッテルが続く【タイム結果】F1第9戦カナダGPフリー走行3回目

 

 2022年F1第9戦カナダGPのフリー走行3回目が行われ、アルピーヌのフェルナンド・アロンソがトップタイムをマークした。2番手はピエール・ガスリー(アルファタウリ)、3番手はセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)となっている。アルファタウリの角田裕毅は17番手だった。

 ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでは雨が降っており、気温11度、路面温度16度というコンディションでセッションがスタート。各車フルウエットタイヤを履いてコースへ出て行くが、マシンからは大きく水煙が上がっている。序盤はタイムを出すマシンも半分ほどしかいないなかで、角田が1分38秒262でトップに立つ。開始20分を過ぎると、金曜のFP2を走ることができなかったバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)が1分37秒909をマークした。

 フェラーリはカルロス・サインツが1分36秒381、1分35秒858とトップタイムを更新。セッションの折り返しを迎えた時点で計測を行ったのは14台で、首位サインツ、1分36秒074で2番手にアロンソ、1.7秒差の3番手にガスリーが続いている。

 後半に入るとマックス・フェルスタッペン(レッドブル)もコースに出るが、タイムを出さずにピットへ戻る。そんななかベッテルが1分35秒821でトップに浮上し、その後各車はインターミディエイトタイヤを投入。アロンソが1分33秒836で首位に立った。

 終盤はジョージ・ラッセル(メルセデス)以外のマシンがインターミディエイトに履き替えて走行。マグヌッセンがターン2でコースアウトを喫して芝生の上でストップし、黄旗が掲示されたが、マグヌッセンは自力でコースに戻った。フェルスタッペンもターン2の芝生でストップしたがコースへ復帰している。

 そのままアロンソが首位でセッションは終了し、2番手はガスリー、3番手はベッテルとなった。4番手以下はオコン、マクラーレンのダニエル・リカルド、ランド・ノリスと続き、ラッセル、セルジオ・ペレス(レッドブル)、フェルスタッペン、サインツとなっている。角田は17番手だった。グリッド降格の決まっているシャルル・ルクレール(フェラーリ)はタイムを計測せずにFP3を終えている。

ピエール・ガスリー(アルファタウリ)
2022年F1第9戦カナダGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ)
セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
2022年F1第9戦カナダGP セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
ランド・ノリス(マクラーレン)
2022年F1第9戦カナダGP ランド・ノリス(マクラーレン)
カルロス・サインツ(フェラーリ)
2022年F1第9戦カナダGP カルロス・サインツ(フェラーリ)
角田裕毅(アルファタウリ)
2022年F1第9戦カナダGP 角田裕毅(アルファタウリ)

■2022年F1第9戦カナダGPフリー走行3回目 リザルト

Pos. No. Driver Team Time Laps
1 14 F.アロンソ アルピーヌ 1’33.836 15
2 10 P.ガスリー アルファタウリ 1’33.889 18
3 5 S.ベッテル アストンマーティン 1’33.891 18
4 31 E.オコン アルピーヌ 1’34.003 16
5 3 D.リカルド マクラーレン 1’34.110 14
6 4 L.ノリス マクラーレン 1’34.248 13
7 63 G.ラッセル メルセデス 1’34.259 11
8 11 S.ペレス レッドブル 1’34.498 10
9 1 M.フェルスタッペン レッドブル 1’34.616 10
10 55 C.サインツ フェラーリ 1’34.778 18
11 77 V.ボッタス アルファロメオ 1’35.016 15
12 24 周冠宇 アルファロメオ 1’35.213 15
13 18 L.ストロール アストンマーティン 1’35.531 23
14 20 K.マグヌッセン ハース 1’35.643 17
15 44 L.ハミルトン メルセデス 1’35.692 12
16 23 A.アルボン ウイリアムズ 1’35.761 17
17 22 角田裕毅 アルファタウリ 1’36.261 27
18 47 M.シューマッハー ハース 1’37.388 18
19 6 N.ラティフィ ウイリアムズ 1’38.394 11
20 16 C.ルクレール フェラーリ No Time 5
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