ジャック・ミラー、決勝でロングラップペナルティが決定。FP4黄旗中の転倒が原因

 

 MotoGP第10戦ドイツGPで、ジャック・ミラー(ドゥカティ)はロングラップペナルティを科されることが決まった。
 ミラーはドイツGP2日目のFP4で、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が転倒して黄旗が出されていた際に同じターン13で転倒。これが審議対象となっていた。
 幸いにも、ミラーが転倒した時にはエスパルガロのクラッシュの処理は終了しマーシャルも退去していたため大事になることはなかったが、審議対象となることは逃れられなかった。
 通常、この種の違反にはグリッドペナルティが科されることが多い。ただ今回ミラーは、決勝レースでのロングラップペナルティという裁定が下った。
 スチュワードパネルは今回のミラーに関して、他競技者に危険をもたらす無責任なライディングだったとみなし、ロングラップペナルティを科したと説明している。
 裁定が下される前、スチュワードに召喚されることになっていたミラーは、黄旗を認識しておりクラッシュしないようにしていたこと、そしてプッシュしていなかったことを示すデータにより、スチュワード側の理解を得られることを期待してると話していた。
「黄旗は視認していた。文字通り、自分自身に『クラッシュするなよ』と言い聞かせていた」と、ミラーは語った。
「そして次の瞬間、僕はグラベルに落ちていた。誰もグラベルにはいないと分かっていたけど、まだ黄旗の振られている最中だったんだ。クラッシュしないようにと、文字通り気にしていたんだけどね」
「もちろん、自分が黄旗中にクラッシュしたというのは理解している。でも『自分はプッシュしようとしていないし、それはこの区間のデータからも分かる』と弁護するつもりだ」
「データをいくつか持っていくけど、どうなるか様子を見よう」
 結果的にペナルティは避けられなかったミラー。決勝は6番グリッドスタートと上位の位置を確保しており、フリー走行でも好調だっただけに、手痛いペナルティとなってしまった。
 
Read …読み続ける

F1&雑談
小説
開発
静岡

小説やプログラムの宣伝
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです