レッドブルF1、人種差別的発言を行ったジュニアドライバー、ビップスに対し職務停止処分を決定。ビップスは謝罪
レッドブル・レーシングは、ジュニアドライバーであるユーリ・ビップスがTwitchで人種差別的な言葉を使ったといわれる問題についての調査を開始、それに伴い、彼がチームのための仕事を行うことを当面禁止すると発表した。
現在21歳のビップスは2020年半ばからF2に参戦、昨年からハイテックGPに所属し、現在ランキング7位に位置している。今年のF1スペインGPでは、レッドブルは若手ドライバーのFP1起用規則により、ビップスを走らせた。
レッドブルは6月22日、以下のような声明を発表した。
「レッドブル・レーシングは、インシデントについて完全な調査の結果を待つ間、ジュニアドライバーのユーリ・ビップスの全職務の停止を即座に行う」
「我々組織は、あらゆる種類の虐待を非難し、組織内の人種差別的な言動に対してゼロ・トレランス・ポリシーを採っている」
ビップス自身は、SNSを通し、以下のような謝罪文を発表した。
「本日、ゲームのライブストリーム中に、侮辱的な言葉を使用したことを、素直に謝罪したい」
「この言葉は全く受け入れられないものであり、僕が保持する価値観や原則を表現するものではない」
「僕は自分の行動を深く後悔している。これは僕が示したいと思う手本ではない。調査に全面的に協力するつもりだ」
ビップスの問題の発言は、同じレッドブルジュニアドライバーのリアム・ローソンとゲームをしていた際に起きたと伝えられている。ビップスは、その前にライブストリーミング中に、同性愛者を嫌悪するような発言も行っていたと、『BBC』や『Washington Post』が報じている。
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