スペイン首都のマドリード、F1開催に名乗り。書簡で開催意思を示す

 

 F1は現在、バルセロナ近郊のカタルニア・サーキットでスペインGPを開催しているが、マドリード市もF1開催に興味を持っているようだ。
 スペインGPの現行開催契約は2026年までとなっているが、マドリード市はF1のステファノ・ドメニカリCEOにレース開催に関心を示す書簡を送ったようだ。
 マドリード自治政府の閣僚であるエンリケ・ロペスは、今週初めにドメニカリに書簡を送り、グランプリプロジェクトに取り組むことを表明した。
「マドリード自治政府を代表して、マドリードでのF1グランプリ開催に関心があることを表明するために、あなたに手紙を書くことができて嬉しく思う」とロペスは記している。
「現代において最もエキサイティングなスポーツのひとつであるモーターレースのイベントをマドリードで開催することは、F1に携わるすべての専門家、機関、企業にとって成功につながると信じている」
「もちろん、地域全体とその市民にとっても満足のいくものとなるだろう。だからこそ、マドリード政府は、その実現に最大の関心を寄せているのだ」
「つまり、我々はあなた方とこのプロジェクトにコミットし、レースを推進し、素晴らしいスポーツとエンターテイメントの光景を提供するために適切な契約を結ぶ意志があることを確認したい」
「我々はあなた方と協力して、マドリードにF1をもたらす準備ができている」
 5月に行なわれたスペインGPでは、数々の問題が浮上。F1はプロモーター側に、交通と組織上の”受け入れがたい”問題を解決するよう警告していた。
 スペインGPの週末には、のべ30万人以上のファンがカタルニア・サーキットに集まったが、サーキットは大観衆に対処する準備ができていなかった。
 マドリードでは過去9回スペインGPが開催されているが、その際はハラマ・サーキットでの開催だった。しかしその開催も1981年が最後。ハラマは、現在F1の安全基準をクリアしていない。
 
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