クアルタラロ、「ルーキーみたいな”馬鹿げた”ミス」を悔やむ。再スタートは降雨に向けたチームの指示

 

 MotoGPオランダGPでヤマハのファビオ・クアルタラロは、5周目のターン5で2番手を走るアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)のインを差したものの転倒。接触されたエスパルガロは転倒こそ免れたものの、グラベルに追いやられたことで大きく順位を落とした。
 その後、クアルタラロはピットへ戻ったもののコース復帰。ただその3周後に再びターン5でハイサイドを起こし転倒してしまった。この2度の転倒を、クアルタラロは「ルーキーみたいなミスだった」と悔やんでいる。
 ランキング首位のクアルタラロがリタイアに終わった一方で、ランキング2番手のエスパルガロは怒涛の挽回を見せ、最終ラップ最後のシケインでブラッド・ビンダー(KTM)とジャック・ミラー(ドゥカティ)の2台を抜き去り4位でチェッカーを受けた。
 サマーブレイク前最後のレースを終えて、クアルタラロとエスパルガロのポイント差は34点から21点に大きく縮まった。
 レース後、Canal+のインタビューに応じたクアルタラロは、自身のミスは「馬鹿げている」として、ピットインしながらもコース復帰をした判断は降雨によるマシン乗り換えの可能性に備えてのチームの指示だったと明かした。
「ルーキーみたいなミスを犯した。最初からプッシュし過ぎたんだ」とクアルタラロは言う。
「こういうミスは、今後に向けて学ぶべきモノだけど、本当に馬鹿げたミスだった」
「僕らはとても良いペースを刻めていて、優勝争いができていた。このミスから、未来に向けて学んでいきたい」

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