ボッタス、PU交換ペナルティで決勝レース最後方グリッドに。スプリントは予選位置からスタート

 

 アルファロメオのバルテリ・ボッタスは、F1第11戦オーストリアGPのフリー走行1回目を前にICE(内燃エンジン)、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-K、コントロールエレクトロニクスを交換。スプリントレースを最後方からスタートすることになった。
 これらのエレメントは、レギュレーションで定められた基数をオーバーしているため、ボッタスはペナルティを受けることになった。
 なお、オーストリアGPはスプリントフォーマットでの開催。ボッタスは金曜日のノックアウト予選結果に応じたポジションからスプリントレースに臨むが、そのレース結果に関わらず、決勝レースは最後方のグリッドからスタートすることになる。
 ボッタスはメルセデスに所属していた昨年のイタリアGPでも、スプリントレースで優勝。しかし決勝レースはペナルティで後方からのスタートとなった。ただ最終的に3位までリカバリーしている。
 木曜日のFIA記者会見でボッタスは、繰り返される信頼性の問題は「好ましくない」「本当に困っている」と述べた。
「いつも同じ問題というわけではないんだ」
「あちこちに問題があって、違うことが起こり続けるんだ。だから、ポイントを獲得できていないんだ」
 ボッタスの他にも、ランド・ノリス(マクラーレン)がICEやターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kを交換しているが、いずれもまだペナルティの対象ではない。
 他にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)が2基目のエナジーストレージを、周冠宇(アルファロメオ)は2基目のコントロールエレクトロニクスを導入している。
 
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