ルクレール、望むはただただ”クリーンなレース”「ここ5戦、災難に見舞われているから……」

 

 フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1第11戦オーストリアGP予選で2番手。フロントロウからスプリントレースに臨むことになった。
 Q3ではメルセデスの両ドライバーがクラッシュ。2度の赤旗が出たセッションとなった。ルクレールは最後のアタックでタイムシートのトップに立っていたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を逆転したが、フェルスタッペンも最後のアタックでタイムアップし、ルクレールを0.029秒上回ってポールポジションを獲得した。
 スプリントレースへの意気込みを訊かれたルクレールは、特に優勝を狙うわけではないものの、調子は上がってきているとアピールした。
「ただ、クリーンなレースをしたい。明らかに、僕はこの5レースでちょっとした災難に見舞われている」
「だから、すべてがうまくいって、最終的に自分たちにふさわしいポイントを獲得できることを望んでいるんだ」
 ルクレールはスペインGPとアゼルバイジャンGPでトップ走行中にパワーユニットのトラブルが発生。モナコGPとイギリスGPでは戦略ミスで優勝を逃しているだけに、まずは無事にレースを終えたいところだろう。
 ルクレールは予選自体を振り返ると、2度の赤旗中断の影響でタイヤの温度が下がってしまったことがフェルスタッペンの後塵を拝した原因となった可能性があると語った。
「上位3台がとても僅差だから、エキサイティングな予選だった」
「最終ラップでは、長い間ピットに入っていたから、タイヤ(の温度)を戻すのに少し苦労した」
「でもマックスの方がほんの少し速かったんだ。だから、彼を祝福したい。明日はエキサイティングなレースができるといいな」
 3番手でスプリントをスタートするチームメイトのカルロス・サインツJr.も同様に、タイヤのウォームアップに問題があり、マシンを”信頼”することが難しかったという。
「振り返ってみて、あれだけ僅差だったことを考えれば、0.1秒を見つけることができればポールポジションを獲れたかもしれないんだ」
「でもあのふたり(フェルスタッペンとルクレール)も、どこで(タイムを)失ったか、得たかを多かれ少なかれ知っているはずだ」
「Q3終盤に良いラップを刻めたのは良かった。赤旗の後、タイヤがとても冷えていたから簡単じゃなかったんだ」
「ターン1、ターン3への進入でマシンを信頼するのは簡単なことではなかった。もう少しうまくやれたら良かったんだけどね」
 
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