マシンが完全に”ブラックアウト”! アロンソ、スプリントを走れず「何か大きな問題がある」

 

 アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、F1オーストリアGPのスプリントレースを走ることができなかったが、マシンが完全にブラックアウトしてしまったと明かした。
 8番グリッドからスプリントレースに臨む予定だったアロンソ。各車がフォーメーションラップを開始するタイミングになっても、アロンソのマシンはジャッキアップされたまま、タイヤにもウォーマーがつけられたままだった。
 チームはピットレーンにマシンを戻し、必死にトラブルを解消しようとした。しかし周冠宇(アルファロメオ)のエンジン停止によるエクストラフォーメーションラップによって生まれた”ロスタイム”を使っても、マシンには火が入らずアロンソはスプリントに出走できなかった。
 アロンソは、グリッド上でマシンが完全にシャットダウンしてしまっていたと説明。その根本的な原因はまだ分かっていないと説明した。
 アロンソはmotorsport.comからこの問題について質問を受けた際、「スタートの5分前にマシンが完全にブラックアウトしてしまい、スイッチを入れることができなかった」と語った。
「外部バッテリーでの点火を試みたが、それもうまくいかなかったので、何か大きな問題があるのだろう。明日に向けて修正しよう」
「スターティンググリッドに並べていなかったから、(ピットレーンスタートに向けて)準備をしようとしたけど、2つ目のバッテリーでもうまくいかなかったから、やはり何か大きな問題が起きているんだ」
 スプリントを走れなかったことで、決勝レースは最後列からのスタートとなってしまった。アロンソはスプリントレースを見る限り追い抜きが難しいと予想されるため、「週末が終わってしまった」と懸念している。
「ああ、終わりだ。全体的に見てこの週末は終わった。(スプリントで)見たように、クルマの列ができていて、追い越すことができないんだから」
「DRSのトレインとか、そういうことでフラストレーションがたまるだろう。だから、僕らは戦略を練って、セーフティカーや何かで運をつかむつもりだ」
「どうなるか見てみよう。でも、多くのマシンの後ろではとてもとても長いレースになると思う」
 シーズン序盤はノーポイントのレースが続いたアロンソ。今回はまた新たな試練となったが、40歳の彼はここ10年で最高のレベルでドライブしていると断言している。
 アロンソはこれまでに28ポイントを獲得し、ランキング10番手。チームメイトのエステバン・オコンが40ポイントを獲得していることを考えると、物足りない成績にも思える。
「今年はドライビングの面でおそらく最高のレベルだと感じている。経験という面でもそうだ。おそらく2012年と同じくらいのレベルだ。それなのに20ポイントくらいだから、信じられないよ」
「おそらく70ポイントくらい失っている。リタイアや不運、信頼性などを考慮すると60ポイントくらいだろうか……とても奇妙なシーズンだ」
「今季は自分の仕事に誇りを持ち、ベストを尽くして走り、チームと力を合わせて頑張ってきた。こんな理由でポイントを獲得できなかったら、もちろんとても悔しいけれど、それが僕自身のミスだった方がもっと悲しいだろう」
 
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