連続入賞シューマッハー、ハミルトンの”激戦バトル”が大きな自信に「誰もが人間。恐れることはない」
先日行なわれたF1オーストリアGPで、ミック・シューマッハーは自己最高位となる6位に入賞。これでイギリスGPの8位に続き、2戦連続での入賞となった。
そのオーストリアでシューマッハーは、メルセデスのルイス・ハミルトンと激しいバトルを展開。これが大きな自信になったようだ。
シューマッハーは昨年のF1デビュー以来、なかなか入賞することができずにいた。しかしケビン・マグヌッセンが新たにチームメイトとなった今季は、徐々にパフォーマンスを向上させ、前述の通りイギリスGPで初入賞。オーストリアでも2戦連続の入賞を果たした。
ただこの結果以上に、多くのモノをシューマッハーは学んだようだ。特にそれは、父ミハエル・シューマッハーと同じ7回のチャンピオン経験者であるハミルトンとの戦いで得られたという。
「僕が学んだ主なことは、誰もが人間であり、誰もがミスを犯しているということだ」
そうシューマッハーは語った。
「誰もがプレッシャーに晒されていて、それによってミスを犯してしまうこともあるということだ」
「それを知ることは、僕にとってはとても重要だった。誰かと戦うことを恐れる必要はないんだ」
ハースは2戦連続でダブル入賞を果たしたことで、アルファタウリとアストンマーチンを抜き、コンストラクターズランキング7番手に浮上した。
ハースは今季まだ大きなアップグレードを投入していない。そんな状況にも関わらずここまでパフォーマンスを上げているということは、今後に向けてチームに大きな期待を抱かせるモノとなろう。なおアップグレードは、ハンガリーGPにも投入される予定である。
「僕らは、マシンが持つポテンシャルを示した。またドライバーのポテンシャルも示すことができたと思う」
そうシューマッハーは語った。
「僕らは、自分たちのマシンが速くなるために、何が必要かを理解している。シーズン序盤、僕らは力強いマシンを手にしていた。でもその後、他のチームのいくつかはアップデートを投入した」
「セットアップの面で、少し迷いがあったかもしれない。でも、今ではとても良いセットアップに戻すことができた。そして他のチームは、おそらく自分たちのパッケージに苦労しているみたいだ」
「そういう理由で、今回の結果が出来上がったんだ」
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