F1ドライバー、サーキット覆った発煙筒は”問題なし”。ただ「コースに投げ込むのはダメだ」とフェルスタッペン

 

 レッドブルリンクで行なわれたF1第11戦オーストリアGP。決勝レースに先立つフォーメーションラップでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)を応援するオランダ人ファン、通称”オレンジ・アーミー”たちがオレンジ色の発煙筒を炊き、サーキット全体がオレンジの煙に包まれた。
 特にフェルスタッペン応援席のあるターン6〜7の付近は特に顕著で、コース上にも煙は届いていた。レース終盤にも発煙筒が炊かれ、ドライバーの視認性を不安視する声も上がった。
 しかしレースを制したシャルル・ルクレール(フェラーリ)は、発煙筒の煙はさほど問題ではなかったと語っている。
「フォーメーションラップはかなり(煙が)多かった」とルクレールは言う。
「でもそれほどひどくはなかったよ。つまり、まだ見えていたから、大丈夫だったんだ」
 ルイス・ハミルトン(メルセデス)はフォーメーションラップやレース終盤のターン6〜7は「何も見えなかった」と認める一方で、レースを通して見えていなかった訳ではないと語った。
「ああ、僕も同じだ」とハミルトンはルクレールの意見に賛成する。
「ただ、フォーメーションラップではターン7のエイペックスが見えなかった。レース終盤にターン6を通過する時、何も見えなかったよ」
「でも幸い、レース中全く(見えない)という状況じゃなかった」
「レース後まで取っておいた方が良かったんじゃないかな。あれが環境に良いとは思えないしね」

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