競争力を取り戻しつつあるメルセデス。でもフェラーリやレッドブルにはまだ0.2〜0.3秒及ばない?

 

 メルセデスはレッドブルやフェラーリから、まだ0.2〜0.3秒遅れていると、同チームの代表であるトト・ウルフは語った。
 メルセデスは今季開幕から、ポーパシングやバウンシングに苦しみ、パフォーマンスの面で苦しんできた。最近ではこれらの問題を解消し、パフォーマンスを向上させつつあるものの、それでもまだレッドブルとフェラーリのトップ2チームには追いつけていない。
 同チームのウルフ代表は、先日のオーストリアGPでのパフォーマンスには「非常に満足」しているものの、チームが優勝争いに戻るためには、まだコンマ数秒足りていないと語った。
「モータースポーツは結果が全てだ。なので、3位と4位ならば問題ないよ」
 オーストリアGPのレース後に、ウルフ代表はそう語った。
「でも、まだ0.2〜0.3秒パフォーマンスが不足している。基本的に、今日のマシンはかなり速かった。でもトップ2チームに挑戦するのに、十分な速さであるとはいえない」
 オーストリアで0.2〜0.3秒足りなかった理由について尋ねられると、ウルフ代表は「純粋なパフォーマンスだ」と語った。
「ポーパシングについては、克服できたと思う」
「もしモナコやバクーに戻ったら、素晴らしいパフォーマンスは発揮できないと思う。でも、数週間前に目にしていたような問題は、確かに今は解消できている」
 メルセデスは優勝争いを繰り広げていた昨年まででも、実はレッドブルリンクは苦手としてきたコースである。そんな中で今回、好パフォーマンスを発揮できたことを自信に繋がると語った。
「オーストリアのコースは、決して我々が好きなサーキットではない」
 そうウルフ代表は明かす。
「過去8年間、チャンピオンシップで成功したとしても、ここは我々が苦労してきたサーキットのひとつだった」
「その観点からすれば、どう歩みを進めてきたのかということについては、オーケーだと思っている」
「日曜日の決勝では、少なくともラップタイムの面では競争力があった。土曜日の時点では、1周あたり0.5秒を失っていたからね」
 
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